【WBC】黒星発進の韓国監督 10日の日本戦はキム・グァンヒョンが先発「必ず勝つ」

[ 2023年3月9日 16:23 ]

WBC1次ラウンドB組   韓国7-8オーストラリア ( 2023年3月9日    東京D )

WBC1次ラウンド<韓国・オーストラリア>試合前、キャッチボールをするキム・グァンヒョン(撮影・光山 貴大)
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 B組の開幕カードとなったオーストラリア戦に敗れた韓国のイ・ガンチョル監督は試合後、「全体として、まだまだなところはあったんですけど、選手は初戦にしては頑張ってくれたと思います」と振り返った。

 敗因として4-2の7回を挙げ「(4番手に)ソ・ヒョンジュン投手が出たんですkが、選んだ理由はコントロールが良くて安定した投球ができると考えたから出したんですけど、そこで(3ランで)3点を取られたのが先方に流れが行ってしまうターニングポイントだったと思います」とした。

 前日8日の会見では「オーストラリア戦に余裕を持って勝つことができたら、投手をなるべくセーブできると思います。その後、日本戦にオールインしたいと考えています」とオーストラリアに大差で勝つことができれば投手を惜しみなく日本戦につぎ込めるとプランを口にしたが、結果的に7投手を起用。日本戦に向けて「明日はナイターですので、時間が十分残っている。体調をチェックして使える駒は全部使いたい。総力戦で必ず勝ちたい」と語った。

 また、10日の日本戦はキム・グァンヒョンが先発することも発表した。指揮官は「1試合負けましたので、残りの試合を総力戦でいきます。日韓戦だからといって特別なことは考えてません。重要な位置付けですけど、とにかくベスト8を目指して総力をあげていきたい」と意気込んだ。キムを先発に抜擢した理由として「前半はベテランがリードしてくれる必要があることから選ばせていただきました」と重圧のかかる日韓戦だからこそ経験豊富な左腕に託したと説明した。

 日本の先発はダルビッシュが有力視されているが「ダルビッシュ選手は長年見てきたけど素晴らしい投手」としながらも「頭の中にデータが入っているので、それに向けて準備します」とした。

 WBCで日本と韓国は4勝4敗と互角の戦いを繰り広げている。10日の一戦に向けて「勝つことに集中して攻撃的にゲームを展開して必ず勝つように頑張りたい」と誓った。

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