大谷 第1球で場内どよめき 自身初のWBCで歴史的投打二刀流先発 侍で2667日ぶり!

[ 2023年3月9日 19:08 ]

WBC1次ラウンドB組   日本―中国 ( 2023年3月9日    東京D )

WBC1次R<日本・中国>大谷の初球 (撮影・西川祐介)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は9日、日本が入る1次ラウンドB組が東京ドームで開幕。日本は中国との初戦に臨んだ。大谷翔平投手(28=エンゼルス)が「3番・投手兼DH」の投打二刀流で、初めてWBCの舞台に立った。国際大会でのリアル二刀流出場も初。

 大谷は「大谷ルール」の下、投打の二刀流で自身初のWBCのマウンドに上がった。世界一奪回を目指す大事な初戦。カナダ人の球審とは通訳なしで会話を交わし、投球練習から早くも場内からはどよめきが起こった。プレーボール後、初球となる157キロを投げ込むと、さらにどよめきと歓声が大きくなった。

 今大会は「大谷ルール」と呼ばれる全試合DH制を採用。先発投手はDHを兼任でき、降板後もDHとして継続して出場できる。

 大谷は14年日米野球と15年プレミア12は投手限定、16年強化試合は野手限定での出場だった。侍ジャパンでの登板は、15年11月19日のプレミア12の準決勝・韓国戦以来、2667日ぶり。舞台は同じ東京ドームだ。

 8日の会見では「まずは楽しみにしていますし、初戦なのでチームの勢いとしても、初回の入りからしっかり集中して入りたいなと思います。WBCは初めて。緊張するとは思いますけど、いつも通りの自分らしいプレーをまずはしたい。いつも通りの準備の仕方、ゲームの心構えをやりたいなと思っています」と意気込み。打撃についても「何打席か立って、状態も悪くないと思う。向こうでは投球もしてきて、ブルペンもこっちでも入って、今日も少し投げて。体の状態も凄くいいので、いつも通りの入りをできれば、十分に試合をつくれるんじゃないかなと思います」「今の自分の100%は出せると思います。実質、今年初めての公式戦、本番の試合。今の調整の延長線上で、しっかりと“入り”ができれば十分いけるんじゃないかなと思います」と述べた。

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