【大谷と一問一答】「序盤から重たいゲーム…なんとか勝てた」 念願の初WBCで二刀流に万感「特別」

[ 2023年3月9日 23:22 ]

WBC1次ラウンドB組   日本8-1中国 ( 2023年3月9日    東京D )

WBC1次ラウンド<日本・中国>ファンの声援に応える大谷(撮影・沢田 明徳)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は9日、日本が入る1次ラウンドB組が東京ドームで開幕。日本は中国との初戦に臨み、8-1で下して白星発進した。大谷翔平投手(28=エンゼルス)が先発投手兼DHとして投打の二刀流で躍動した。打っては4打数2安打2打点、投げては最速160キロを軸に4回無失点で勝利投手と躍動した。

 少年時代から憧れた世界一をかけた舞台。「リアル投打二刀流」で初のWBC出場を果たした。第1打席は四球、第2打席は遊ゴロ。4回の第3打席では1死一、三塁から2番手右腕、オウ・ユイイチの低めに沈む球にうまくバットを合わせ、左中間フェンス直撃の適時二塁打。本塁打のあと一歩という強烈な打球で、2点を追加した。塁上で「ペッパーミル」のパフォーマンスでベンチと喜びを分かち合った。

 投げては4回1安打無失点、最速160キロを軸に5奪三振で降板した。今大会は「大谷ルール」と呼ばれる全試合DH制を採用。先発投手はDHを兼任でき、降板後もDHとして継続して出場できる。大谷も打者としてそのまま出場を続けた。2点リードで迎えた6回の第4打席は、四球で出塁した。

 さらに、3点リードで迎えた8回、先頭で立った第5打席。低めのチェンジアップを拾い、一、二塁間を鋭く破る右前打。一挙4点の口火を切った。

 以下は大谷の一問一答。

――初戦を振り返って
 「序盤から重たいゲームでしたけど、なんとか最後の方に打線がつながったので勝つことができた。また明日以降も頑張りたい」

――先発を託された
 「0で抑えるつもりでまずは。球数は決まってましたけど…その中でなるべく0に抑えることを考えていました。比較的ストライク先行でどの球種も良かったんじゃないかと思うので…また、明日切り替えてバッターの方で頑張りたい」

――4回のタイムリー
 「あともうちょっとでホームランだったので、もう一伸びできたらよかったんですけど…その後もチャンスありましたし、そこでもう1回打てればベストだったかなと思います」

――東京ドームで侍ジャパンのユニホームを着てプレー
 「僕自身、特別ですし。相手の中国も素晴らしい野球をやっていて、ほんとに中盤わからなかったゲームだと思う。全員で勝つことができて素晴らしいゲームになったなと思います」

――終盤は打線つながった。チームメートの様子はどう見えたか
 「なかなか1本出なくて、少し思い空気でしたけど明日につながる良い打線だったなと思います」

――日韓戦に向けて
 「今日の勢いでそのまま試合につなげたい。先発・ダルビッシュさんなので…援護できるように頑張りたい」

――もっと大きい声援でと言っていたが、今日はこれだけの大声援
 「これだけ、夜遅くまで、最後まで残っていただいて感謝しています。ただ、まだまだ足りないんで…明日もっともっと大きい声援でよろしくお願いします!」

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