フィリーズと3億ドル契約のターナーは希望通りWBC出場、「反対の言葉はなかった」と寛容な球団に感謝

[ 2023年3月9日 08:52 ]

トレー・ターナー
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 オフに最大の3億6000万ドルの長期契約を結んだヤンキースのアーロン・ジャッジはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場しない。一方で2番目に高い3億ドルの契約をしたフィリーズのトレー・ターナーと3番目の2億8000万ドルのパドレスのザンダー・ボガーツはメンバー入り。4番目の2億ドルのカルロス・コレアも出場予定だったが、2人目の子供の出産と重なるため見合わせた。

 ターナーはスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者にフィリーズに出場を阻まれることは全くなかったと明かしている。「FA交渉で、オフの最初の時期に会って話した時に、WBCの話題も出たけど、出場に反対するような言葉はなかった。交渉でそれが問題にはならなかった」と言う。

 WBCはMLB機構と選手組合が共催するイベントで、野球の世界的な人気拡大のためにはとても重要。球団も自チームの利益だけを考えるのではなく、協力しなければならない。

 しかしながらFA交渉中、高額の投資を予定する選手に、「出ないで欲しい」とプレッシャーをかけてくる球団は実際にある。ターナーは「交渉した他のチームはWBCについて言及してきた。私はどのチームにも自分はプレーしたいけど、チームの考えも理解できると伝えた」と振り返る。

 中にはパドレス、カージナルス、アストロズのように、協力的で寛容なチームもある。「フィリーズは多数の選手が出場する。それも助けになったのかも」とターナー。7200万ドルの契約をしたタイワン・ウォーカーも出場、他にJT・リアルミュート、カイル・シュワバーらたくさんの選手がプレーする。

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2023年3月9日のニュース