侍ジャパンWBC初戦の緊張感…5回まで11四死球も10残塁3点 6回に戸郷がソロ浴び中国相手に3―1

[ 2023年3月9日 21:19 ]

WBC1次ラウンドB組   日本-中国 ( 2023年3月9日    東京D )

<日本・中国>初回、岡本和のフライで本塁を突くもアウトとなる近藤(撮影・光山 貴大)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は9日、日本が入る1次ラウンドB組が東京ドームで開幕。日本は中国との初戦に臨んだ。

 「3番投手兼DH」で二刀流出陣した大谷が4回まで49球を投げ1安打無失点と中国打線を圧倒する中、打線が得点を重ねられない。

 初回は1番・ヌートバーが中前打で出塁すると、近藤、大谷、村上と3連続四球で先制。しかし無死満塁で5番・吉田が遊飛、続く岡本和が右飛に倒れると、タッチアップを狙った近藤も本塁アウトで1点どまりに終わった。

 追加点を狙う2回だった。1死から源田が二塁内野安打で出塁するが、中国先発オウ・ショウ投手のけん制球でタッチアウト。まさかの走塁死となった。結局、この回は2死満塁のチャンスで大谷が遊ゴロに倒れ無得点。3回も2死一、二塁の場面で源田が投ゴロに終わり得点を奪えず。4回には大谷の左中間フェンス直撃の適時二塁打で2点加点するも3残塁。5回を終え11四死球をもらいながらも4安打10残塁で3―0と、WBC初戦ならではの緊張感が漂っている。

 6回には大谷からバトンを受けた戸郷が4三振を奪う快投も1番・リョウ・バイに左翼席にソロを運ばれ1点を失い3―1となった。

 2013年の第3回大会初戦では、格下のブラジルに7回までまさかの2―3と劣勢だったものの何とか8回に3点を奪い冷や汗の勝利を挙げた。過去4大会の初戦の成績は以下の通り。

第1回06年3月3日 ○18-2中国
第2回09年3月5日 ○4-0中国
第3回13年3月2日 ○5-3ブラジル
第4回17年3月7日 ○11-6キューバ

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