×

こだわり旬の旅

【千葉】一足早く春が来た!400万本菜の花のじゅうたんで花摘み体験 白間津では色とりどりの花が

[ 2026年2月10日 15:00 ]

周囲一面菜の花が咲き乱れて開催中の菜な畑ロード。実に美しい!
Photo By スポニチ

 千葉県は鴨川市や南房総市などに“花の季節”がやって来た。畑には暖かな陽光を浴びて菜の花やストック、キンセンカなどが咲き乱れ、まさに百花繚乱。花だけでなく勝浦市に珍しいハンバーガーが新登場すれば、海岸線にはSNSで話題の白い鳥居や海中で魚が見られる展望塔など見どころ、食べどころも満載。一足早く春が訪れた南房総路を歩いた。

 「ウワー!きれい。早く写真撮ろうよ」。館山道君津ICから車で約50分。鴨川市役所先の菜の花畑が広がる、一面真っ黄色の「菜な畑ロード」で、家族連れから黄色い声が飛んだ。約1万坪の畑には約400万本の菜の花が咲き乱れ、まるで黄色いじゅうたん。一帯は甘くさわやかな香りに包まれ、高さ50センチほどの菜の花が海からの風にそよぎ、その間を若い男女が歩く光景は、別世界に迷い込んだようだ。

 開園して今年で15年目。人気は菜の花摘み体験(10本200円)で、記者も体験。受付でハサミを借りると「花が咲いているのは狙わず、つぼみのあるものを。その方が自宅に持ち帰っても長持ちします。1カ月は大丈夫」と係のおばさん。その言葉を聞いた途端、一気に欲が出て、なかなか選別できない。“花が小さくてつぼみが多い多いもの”と心で唱えながらなんとか10本摘み終えると、一つかみできないほどのボリューム。“花と小父さん”なんて往年のヒット曲以外シャレにならないが、大満足だ。

 楽しみはそれだけではない。新鮮な農産物直売所が毎日オープンしている上、22日までの毎週日曜日には、菜の花畑の中をミニトレイン「ドクターイエロー」(乗車料200円)が走行。黄色い菜の花と黄色い車体のミニトレインのコラボ…取材日が日曜日でなかったのを唯一、悔やんだ。

 そんなピースを感動のピースに変えてくれたのが、同ロードから房総フラワーラインを通って車で約40分の南房総市千倉町の「白間津の花畑」。海岸線を走る国道410号線沿いにピンク、赤、紫、だいだいなど色とりどりの花が咲く畑が広がる。これに海の青が加わり得も言われぬ絶景だ。

 「40~50年前、山形県の市場にストックを出荷したら、1本3円でしか売れなかった。それで頭にきて地元で売り始めたのが始まりかな。最盛期は40軒以上の花屋があったけど、今は十数軒」とは、花畑の生みの親の1人という山口節子さん(83)。現在、従姉妹とともに花店「花五平」を経営。周囲にはキンセンカ、ストック、ペニジウム、矢車草、リナニアなどが咲き誇り、販売とともに花摘みも楽しめる。

 「雨が降らないから、花が増えにくいんだよ。水は従姉妹に自宅からバケツで運んでもらってる。それが悪くてね」と言いながらも笑顔を絶やさない山口さん。そこには花々にかける深い愛情が満ちあふれていた。

 ▽行かれる方へ 電車はJR内房線安房鴨川駅から徒歩16分。白間津の花畑は同千倉駅からバス16分。菜な畑ロードは3月8日まで、白間津花畑は3月下旬まで。ともに入園無料。白間津の花摘みはキンセンカ6本300円、ストック1本100円など。問い合わせは鴨川市観光協会=(電)04(7092)0086、南房総市観光協会=(電)0470(44)3581。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「騒動特集」特集記事

バックナンバー

もっと見る
広告なしで読む