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こだわり旬の旅

【千葉・南房総】造りに握り、揚げ物、サラダも!南房総でアジわう、うまアジづくし 多彩な料理で満腹!

[ 2025年7月3日 19:00 ]

アジ料理がズラリ並んだ政右ヱ門のうまアジ尽くしプラン。堀江さんの力作だ(伊勢エビは通常メニュー)
Photo By スポニチ

 アジフライがブームと聞いて、アジの本場、千葉県は南房総市に出かけた。2023年に「南房総のアジ文化」が文化庁の「100年フード」に認定されたのを受け、ご当地グルメ「南房総うまアジ」が誕生したからだ。市内ではレストランやホテルなど20軒以上で、多彩なうまアジ料理を提供。“アジ巡り”としゃれ込んだが、うまさとボリュームに圧倒されて――。

 「ウワ~、これは凄い!」。宿を取った海辺の料理宿「政右ヱ門」の“うまアジづくしプラン”。夕食のテーブルに並んだ料理を見て、思わず声が出た。豪華な造りや握りをはじめ、身を白みそと薬味を合わせてたたいた郷土料理なめろう、それを骨せんべいに付けて素揚げにした房総揚げ、大葉みそ天ぷら、西京焼き、トマトの中になめろうを詰めた洋風サラダ、つみれのかぶら蒸しなど計11種。庶民的なイメージだったアジの“七変化”に、感動さえ覚えた。

 「和洋創作から漁師風まで料理はすべて自己流。種類が多すぎて、数を減らして宿泊料(1泊2食2万2000円から)を下げてもいいのでは、との声もありますが、うまいアジを食べてもらおうと思うと、これだけ作っちゃうんです」とは2代目主人の堀江洋一さん(57)。うまアジとともに誕生した「うまアジマイスター」(19人)の1人で、味の良さも折り紙付き。特に、だし汁にアジのミンチやしょうがなどを入れたすり流し汁は絶品で、ごはんにかけて食べる締めに最高だ。

 両側が太平洋と浦賀水道に面し、身にハリがあって食感が良い外房のアジと、脂が乗って丸みを帯びた内房のアジが水揚げされ、アジを消費しながら暮らしてきた南房総市。その文化と、なめろうやそれを焼いたさんが焼き、たたきなどが「伝統の100年フード」に認定されて生まれたうまアジを売り出そうと、レストランやホテルなど約20軒で宿泊やイートイン、テイクアウトなどのプランを展開。政右ヱ門のプランはその一つというわけだ。

 翌日は宿から車で約10分の、道の駅ちくら潮風王国内にある「市場食堂せん政水産」へ。まずは大阪万博に出品したというイートインの「てっぱつ・ふわふわ」アジフライ定食(1200円)を頼んだが、これがデカい。“てっぱつ”とは方言で大きいという意味で、重さ約200グラム、体長30センチ以上のものを言い、身はモリモリとして食べ応え十分。さらに大きいのは「すてれっぱつ」と呼び200円増しというが、さすがに遠慮した。

 最後はテイクアウトの「あじカレーパン」(400円)に舌鼓。アジの身をほぐしてカレーに混ぜパンで包んで揚げたもので、モチモチとしてアジの風味とカレーがよくマッチ。アジには血中中性脂肪を下げる働きや血栓の予防効果がある栄養素が含まれるというだけに、“うま”さはまた格別だった。

 ▽行かれる方へ 富津館山道富浦ICから車で約25分。電車はJR内房線千倉駅からバスで約15分。問い合わせは政右ヱ門=(電)0470(44)4071、せん政水産=(電)同(43)1255、南房総市観光協会=(電)同(28)5307。

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