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こだわり旬の旅

【長野・高山村】ワインで地域振興を!個性豊かなワイナリー巡り 新感覚のスパークリング・エールも

[ 2026年1月8日 18:59 ]

北信五岳や北アルプスなどの絶景を望む信州高山ワイナリー。向こうにはぶどう畑が広がる
Photo By スポニチ

 温泉とともにワイナリーも回った。標高450~900メートルの県道沿いの丘陵地に広がるワイン用ぶどう畑。面積は67ヘクタールで、2006年の3ヘクタールから20倍以上に拡大。15年に生まれたワイナリーも7軒に増え、まずはその中心をなす「信州たかやまワイナリー」を訪ねた。

 ぶどう栽培者ら13人の出資で16年に設立された施設で、出資者の1人で高山村ワインぶどう研究会の副会長・春日薫さんは「高山村は雨が少なく、標高が高いため冷涼で昼夜の寒暖差が大きい上、西傾斜で日照時間が長く土壌の水はけが良いなど、ぶどうの栽培に適しているんです」。同会は地域振興とワイン産業の発展を目指し、ぶどう栽培者らによって結成されたもので、高山村のワインは気候、土地などが味に影響を与えるテロワールに秀でているという。

 確かに「ナッチョ(方言で“どうだい?”)」の白(シャルドネ)と「ヴァラエタル」の赤(メルロー)を試飲(グラス2杯500円)してみると、白はスッキリとして、赤は渋みとコクが適度に調和。ともにのど越しがなめらかでおいしい。

 次は最初に誕生した「カンティーナ・リエゾー」へ。栽培から醸造まですべてを家族で行う「ワイン農家」で、オーナーの湯本康之さんはイタリアで半年間修行。イタリア品種のぶどうを栽培し、個性的なイタリア系ワインを製造、販売。飯縄、戸隠、黒姫などの北信五岳や北アルプスの眺望も素晴らしく、予約すれば畑や工場見学、試飲ができる(有料)という。

 そんな中、昼食で立ち寄ったカフェ「ヴェレゾン」で、画期的な飲み物に出会った。ホップとシャインマスカット、ホップとナガノパープルを使った「高山村ヴェール」と「同ヴィオレ」。隣接するクラフトビール醸造所「タムタムブリューイング」が製造・販売するスパークリング・エール(高級発泡酒)で、白と赤ワインを彷彿させる色合いと味わい。ホップ、ぶどうとも自社栽培で「いずれワインも造りたいが、最終的には高山村を醸造したい」と社長の田村進一さん。その心は研究会同様、村を振興、発展させたいというもので、ワイン産地としての高山村の今後が楽しみだ。

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