こだわり旬の旅

【京都・舞鶴】“軍港めぐり”遊覧船再開 堂々イージス艦に護衛艦、ホンモノの迫力

[ 2020年8月3日 19:30 ]

港めぐりの別世界に誘ってくれる遊覧船
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 新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除を受け、各地の施設、イベントが再開される中、京都府舞鶴市でも「海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」が運航を再開した。戦後の引き揚げでも知られる舞鶴港に停泊する海上自衛隊の護衛艦を見学する“軍港めぐり”で、中には呼称が最近話題のイージス艦も。宣言発令前に訪ねて目にした迫力はガチにホンモノだった。

 目の前に迫る護衛艦の船首と巨大な船体、周囲に広がるマリンブルーの海――。日本海で唯一の“海軍ゆかりのまち”の港めぐりは、同じ海自の艦船めぐりを行う横須賀港(神奈川県)や呉港(広島県)に迫力、景観とも負けていなかった。

 明治時代、横須賀、呉、佐世保(長崎県)の3市とともに海軍鎮守府が開庁され、軍港都市に生まれ変わった歴史が日本遺産に認定された舞鶴市の“艦船ショー”。JR舞鶴線東舞鶴駅から徒歩約15分、舞鶴赤れんがパークにある北吸(きたすい)赤れんが桟橋を出港した遊覧船が、そのステージに誘ってくれた。

 波一つない舞鶴湾を周回すること約30分。別名「自衛隊桟橋」と呼ばれる北吸桟橋に近づくと、主役の登場だ。護衛艦をはじめ、ミサイル艇、掃海艇、補給艦など、海自が誇る艦船が並ぶように停泊し、まさに壮観。中でも護衛艦「ひゅうが」は全長197メートルと舞鶴港に停泊する艦船では2番目の大きさで、ヘリコプターを最大11機搭載できるという。

 また、「あたご」と「みょうこう」は防空戦闘の武器システムを搭載したイージス艦で、大きさでは「ひゅうが」に劣るものの、精悍(かん)なスタイルは見劣りしない。特に「あたご」は、劇場版アニメ「名探偵コナン」第17作にも登場したことがある“名艦”。どの護衛艦も威風堂々としており、そのたたずまいに圧倒された。

 下船後は赤れんがパークの赤れんが倉庫群へ。建物のほとんどが旧海軍の軍需品や水雷倉庫として1902年(明35)から1903年に建てられたもので、うち8棟が08年(平20)に国の重要文化財に指定され、12年にオープン。1号棟「赤れんが博物館」(入場料300円)は世界唯一のれんが専門の博物館で、古代メソポタミアのくさび形文字入りからスペイン・ガウディの建築、日本の東京駅まで、本物のれんがを展示している。

 また、2号棟は1階が総合案内所で、2階の市内で発掘された縄文時代の丸木舟は必見。3号棟はお土産ショップで、4号棟は創作工房やスタジオなどを完備。最大の5号棟はイベントホールでかつて貨車で水雷を運んだレールなどを保存するなど、バリエーションに富んだ構成。赤れんがの建物が並ぶロケーションも異国情緒にあふれ、別世界に紛れ込んだようだった。

 ▽行かれる方へ 車は舞鶴若狭道舞鶴東ICを利用。遊覧船は11月30日までの土・日・祝日に1日6便運航。月・木・金曜は1日2便。乗船料は1300円など。問い合わせは舞鶴赤れんがパーク=(電)090(5978)8711、舞鶴観光ステーション=(電)0773(75)8600。新型コロナウイルスの影響で変更される可能性があるため要確認。

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