こだわり旬の旅

【北陸】紅ガニ、香箱ガニ、越前がに!3県はしごで絶品カニに舌鼓

[ 2018年12月30日 18:00 ]

新湊かに小屋で味わう漁港鍋。高志の紅ガニ(手前)のおいしさは格別
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 新幹線が開業して約3年の北陸地方においしい季節がやって来た。主役は冬の味覚の王者カニ。富山県の高志(こし)の紅(あか)ガニ、石川県の加能ガニ、福井県の越前がにで、いずれ劣らぬブランドものばかり。食べて、見て、すくって――JR西日本などが「ジャパニーズビューティーホクリクキャンペーン」を開催中の3県で“カニ三昧”としゃれ込んだ。

 昨年11月、初競りで1杯130万円という過去最高の値が付いた松葉ガニ(ズワイガニ)。これに負けじと、北陸3県ではカニの売り出しに懸命。日本海沿岸はまさに“カニ合戦”の様相だ。

 そんな中、まずは北陸新幹線新高岡駅からバスで約8分、新湊漁港内の「新湊かに小屋」(射水市)で高志の紅ガニ(ベニズワイガニ)がまるごと1杯入った漁港鍋を味わった。紅ガニは漁場が近く、ズワイガニより深い水深800メートル地点に生息。高水圧から身を守るため水分を多く含んでいるそうで、身が柔らかく、甘味も感じられた。

 同漁港では午後1時から全国でも珍しい昼セリが行われており、水揚げされたばかりのベニズワイガニが3000杯以上並ぶサマは壮観。100円で見学できるが、漁港鍋とのセット(3600円)や、近くの「新湊きっときっと市場」の新湊紅白丼とのセット(2300円、すべて要予約)などのプランがお得だ。

 翌日はお隣の石川県加賀市へ。残念ながら加能ガニ(ズワイガニ)は食べられなかったが、北陸本線加賀温泉駅からタクシーで約15分の片山津温泉・ホテルアローレのレストラン「竹翠」で、橋立漁港で水揚げされたメスのズワイガニ・香箱ガニを一杯使った「加賀カニごはん」に舌鼓。同ごはんは加賀市の5店舗で統一価格(税込み1950円)で提供するこだわりのメニュー。香箱ガニは小粒ながらもジューシーで、オスに負けないおいしさだ。

 ズワイガニといえば福井県の越前がにというわけで、次は北前船の寄港地として栄えた坂井市の三国地区のカニ専門店「田島魚問屋」(えちぜん鉄道三国港駅から徒歩3分)で越前がにの釜揚げを見学。格子が印象的な町家が残る街並みをボランティアガイドの案内で巡る「三国湊・越前がにツアー」(無料)にも参加して、しばし越前がにの本場の歴史に触れた。

 さらに足を伸ばして、北陸本線福井駅から徒歩約10分のカニ専門店「越前かに成前(なりぜん)」では、水槽から越前がにをタモですくう作業を体験。大きいのは重さ1・1キロ以上(3万円以上)で腰が取られるほど。カニをすくったら釜ゆでして配送してくれるという。この日は特別に試食をさせてもらったが、モリモリとして肉感たっぷり。紅ガニから続く芳醇な味わいが旅の満足度を倍増させてくれた。

 ▽行かれる方へ 車は北陸道小杉ICから約25分。問い合わせは新湊かに小屋=(電)0766(84)8051、同きっときと市場=(電)同1233、竹翠=(電)0761(75)8000、坂井市三国観光協会=(電)0766(82)5515、成前=(電)同(63)6927。

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