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セレッソ大阪 サクラ咲ケ

高卒ルーキー田平「今を大事に」アピール続ける

[ 2020年6月16日 05:30 ]

田平起也
Photo By スポニチ

 C大阪の連載「サクラ咲ケ」の第5回は、高卒ルーキーのDF田平起也(19)がオンライン上で思いを語った。チームの活動休止期間中には自主トレに加え、読書にも没頭。本から得たもの、そしてプロ1年目の目標などを口にした。

 チームの全体練習が始まって、2週間程度が経ちました。やっぱりスパイクを履いてピッチでサッカーができるのは楽しいし、この環境は当たり前じゃないとつくづく感じます。ただ、活動休止期間中は自主トレで下半身のトレーニングを多めにしたりして、時間をうまく使えたなと思っています。

 開幕前は、高校から新しい環境に来たばっかりで自主トレをどれぐらいやってもいいのか分からなかったけど、休止期間はいくら鍛えても大丈夫だった。練習が再開されてから、コーチの方に〝下半身が大きくなったな〟と言われたので成果があったかなと。本当にちょっとですけど、動きやすさが増したのかなと感じています。

 トレーニング以外では読書をする時間が多くて、良いと思ったものをネットで大量購入し、2日に1冊ペースで読んでいました。中1ぐらいの時から読書は好きで、「キングコング」の西野亮廣さんの本はこれまで出版された4冊全て読んでいます。自分に響いた言葉をひとつ挙げるなら「信用を貯めろ」というものがあって。信用はお金になる、という話なんですけど。

 クラウドファンディングでお金を集める時、最初から〝こういうことをするのでお金をください〟と言っても集まらない。どうしたらお金が集まるのかというと、まずはじめに信用を貯めること。利益はないけど、信用をギブしまくることで、その後にお金を集められる。詳しく話せばめっちゃ長くなるんですけどね(笑)。

 そういった考え方はサッカーに生きるものがあるし〝ビジネス寄りやな〟というものでも、今後絶対に生きてくるし、ノートに書いたり、自分のSNSに書き込んだりして、できるだけアウトプットするように心がけています。

 (将来の)ぼんやりとしたプランはあるけど、とにかく今を大事に。〝今日をどう過ごすか〟というふうにやってきていて、その積み重ねで自分の将来はつくられていく。今年の目標としては、まずは試合に絡むことが第一。日々の練習からアピールしていきたいです。(C大阪DF)
 
 ◇田平 起也(たびら・たつや) 2001年(平13)5月10日、大阪府八尾市出身の19歳。小学5年時に長池つばさFCフューチャーズでサッカーを始め、C大阪U―15に加入。同U―18に昇格できず、神戸弘陵高に進学。今季からC大阪に加入。1メートル88、80キロ。センターバック。

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