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セレッソ大阪 サクラ咲ケ

これがC大阪のベストイレブンだ!!

[ 2020年4月21日 05:30 ]

西海記者選定のC大阪ベストイレブン。豊富な攻撃のタレントを生かすために最終ラインは3バック、ボランチは1人で選びました。
Photo By スポニチ

 C大阪の連載「サクラ咲ケ」の第3回は、新型コロナウイルスの影響でチームの活動が休止中のため、当コラムを執筆する本紙記者がクラブのベストイレブンを選出した。08年から関西のクラブを中心に取材しており、自身が見てきた選手を中心に独断と偏見で最強布陣を構成してみた。

 08年から関西でサッカーを担当し、11年の末からC大阪を中心に取材してきた。優勝争いをした翌年にJ2降格を味わう〝ジェットコースタークラブ〟らしさも露呈してきた中で、自分自身が見てきた選手を中心にベストイレブンを勝手に構成してみた。

 GKは文句なしで金鎮鉉(キムジンヒョン)。攻撃陣にタレントが多いため、最終ラインは3バックにした。中央には17年の2冠の立役者であるヨニッチを据え、森島社長曰く「味が出てきた」という生え抜きの丸橋を左に。右には、14年に4カ月足らずの在籍だった元セルビア代表DFゴイコ・カチャルを置いた。個の能力が高く、スパイクが脱げてもプレーを続け、ボールを奪った姿は覚えている人も多いはずだ。

 ボランチは、1人で2~3人分の守備ができる山口蛍。守りは彼に任せ、2列目は攻撃に特化した4人を配置した。香川&乾は言わずもがな。チュッパチャップスが大好きだった元ブラジル代表MFシンプリシオは、最後は戦力外のような形で退団となったものの、そのパスセンスは本物だった。そして、楠神。今まで見てきた中でも彼のドリブルは切れ味№1で、名将レヴィー・クルピ監督のもとで輝けなかったのが個人的な七不思議のひとつだ。

 2トップは柿谷とフォルラン。降格の憂き目に遭った14年シーズンの後、その理由を探る「降格を斬る」という緊急連載で散々、フォルランに対する悪口を書いた。ただ、あのスーパーゴールは鮮明に記憶している。

 開幕前の宮崎キャンプ。J2岡山との練習試合で、後方から来たパスを左足ダイレクトで捉えると、約35メートルのロングシュートを簡単に決めた。「こんな凄い選手がいたら、絶対に優勝できるやん」。そんな記者の思惑とは裏腹に、W杯得点王はC大阪にフィットせず…。あの1年ほど、「チームは生き物」という言葉を痛感させられたシーズンは他にない。(西海 康平)

 写真は「セレッ写」でお楽しみ下さい。

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