×

セレッソ大阪 サクラ咲ケ

勝利の美酒は「C大阪コラボ」クラフトビールで決まりや 2日ホーム鳥栖戦で販売

[ 2021年4月1日 23:20 ]

ディレイラブリューワークス・山崎代表と完成したセレッソ大阪コラボビールで乾杯するC大阪・森島社長(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 「セレッソのビール」が、4月2日のC大阪―鳥栖戦からヤンマースタジアム長居で販売される。今年2月、C大阪とゴールドパートナー契約を締結したのが、西成でクラフトビールを醸造する醸造所ディレイラブリュワークス。新たなつながりから『HATTRICK BERRYZ ROYALE』『HIGHKICK ASS』という2種類の新商品が完成した。C大阪の森島寛晃社長とディレイラブリュワークスの山崎昌宣代表が対談し、思いを語り合った。

 ――2人の面識は?

 山崎 スタジアムでごあいさつをさせてもらったけど、僕にとってはブラウン管の向こう側の人でした。ずっと応援していました。

 森島 いやいやいや…(笑い)。

 山崎 実は僕、以前はガンバが好きで、高校生の時に松波選手のデビューを見に行ったりしていて。でも、森島選手が出てこられたタイミングからセレッソを応援するようになったんです。西成区の練習場も使うようになって、それからずっとセレッソですね。

 森島 めちゃくちゃうれしいですね。そういった縁もあって、一緒にやっていく機会が生まれて本当にうれしいです。

 山崎 パートナーになることがツイッターなどで発表された時、セレッソサポーターの方からの反響が凄かった。SNSのフォロワーが通常の3倍になって、通知が鳴り止まなくて。直接、電話をかけてきてくれたサポーターの方も5~10人いて“こういうことに気をつけなあかん”とか“森島社長はこういう男や”とかね。

 森島 クレームじゃなくて良かった(笑い)。でも、セレッソのサポーターの方にもファミリーの意識があって“みんなで一つになってやっていく”というところで反応されたんだと思いますね。

 ――ディレイラブリューワークスとセレッソがつながって、2つのビールが生まれた。4月2日からスタジアムで販売される。

 山崎 クラフトビールって、知識とか難しく捉えられがちですけど。ただただ、試合の勝ち負けに対する感情だったりに寄り添える、気軽なビールであったらいいなと思っているので。

 森島 誰かが3点取った日は『HATTRICK BERRYZ ROYALE』で決まりですね(笑い)。試合中もそうですけど、試合が始まる前からもサポーターの皆さんに楽しんでもらうのも大事にしていて。いろんな会話が生まれたり、弾んだりしてほしいなと。

 山崎 いいですね。このビールがツールになるような。自然に手に取ってもらえる、そういう存在になってほしいと思っています。

 ★HIGH KICK ASS(ハイ・キック・アス)

 飲みごたえはガツンと。従来比数倍のホップ投入で溢れんばかりの芳香。ホップ由来のシトラスの香りと力強い苦味が特徴。ハイビスカスの酸味と色味が調和し、美しくも力強い精鋭集団「セレッソ大阪」を再現したIPAスタイルのビール。

 ★HAT TRICK BERRYZ ROYALE(ハット・トリック・ベリーズ・ロワイヤル)

 ベリーの甘酸っぱい味わい。カシス、ブラックベリー、フランボワーズの三種のベリーを贅沢に使用したフルーツセッションエール。

 【販売時間・場所】4月2日(金)鳥栖戦より、セレッソバル(セレッソ大阪ホームゲーム時のみ)

 【価格】生ビール(550ミリリットル) 650円、ボトルビール(330ミリリットル)2本セット1000円※ボトルビールは持ち帰り用で試合終了後より販売。(試合前に事前予約受付もあり)
※ディレイラブリューワークスオンラインショップでもきょう12時より販売開始。2種各3本の6本セットで3000円(料金はいずれも税込み)

 『HATTRICK BERRYZ ROYALE』と『HIGHKICK ASS』という2種類のクラフトビールは、試行錯誤の末に生まれた。「“ピンクのビールを作りたい”というテーマがありました」とプロジェクトリーダーの藤井愛美さん。色を付けつつもおいしさを追求した結果、カシスとフランボワーズ、ブラックベリーの3種の原料を使用し、香りや甘さに特徴がある『HATTRICK BERRYZ ROYALE』が完成した。

 「今まで作ってきたビールの集大成がHIGHKICK ASSだとしたら、今まで作っていない、ビールではない何かがHATTRICK BERRYZ ROYALE。この2つを生み出せたのは、セレッソさんとの縁があったから」と山崎代表。社内に険悪な空気が流れるほどの議論を重ねたが「終わってみれば…ね」とデザイナーの岡本良さんは笑顔を浮かべた。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る