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セレッソ大阪 サクラ咲ケ

22日、大分戦で開幕 ヤンマースタジアム長居で強い桜を目撃せよ!

[ 2020年2月18日 05:30 ]

16日、ルヴァン杯の松本山雅戦でチーム4点目のゴールを決め喜ぶ清武
Photo By スポニチ

 C大阪は22日、今季開幕戦としてヤンマースタジアム長居で大分と対戦する。左MFでの先発出場が見込まれるのが、2年連続で主将を務める元日本代表MF清武弘嗣(30)。宮崎キャンプから順調に調整を重ね、コンディションは上がってきている。ロティーナ体制2年目を迎え、本気でリーグ制覇を目指すシーズンが始まる。

 左腕に主将マークをつけ、今年もC大阪の先頭に立つ。チームの始動日となった1月12日から順調に調整を重ねてきた清武は、練習試合なども計画通りにプレー。ロティーナ監督から全幅の信頼を寄せられる背番号10が、満を持して開幕戦に挑む。

 「去年はタイトルに手が届かずに悔しい思いをした。今年はタイトルだったり、J1でのリーグ優勝という目標があるし、去年のベースがある中での挑戦になる」

 ロティーナ体制2年目。攻守ともに細やかな戦術やポジショニングが求められる中、昨季の序盤戦はチームとして苦戦が続いた。だが、徐々に戦い方は浸透し、5月以降に白星を重ね、ラスト10試合は7勝1分け2敗。ACL出場権の獲得には至らなかったものの、リーグ5位でフィニッシュし、より高みを目指すための「ベース」が築かれた。

 「(今季は戦術の)落とし込みというか、既存でいる選手は分かっているんで。そこは大きいし、その中でのバリエーションだったりは増やさないといけないと思うけど。ある程度のベースはできているんで、新加入の選手もうまく体現できるようになれば」

 昨年8月から悔しい長期離脱を強いられるも、今年も指揮官から主将を託された清武。30歳で迎える新シーズン。ともにC大阪を支えてきた同学年の柿谷が目標として「リーグ制覇」を公言していることを伝え聞くと、表情は明るくなった。

 「素晴らしいですよね、曜一朗がそういう気持ちっていうのは。あいつが今まで(C大阪を)引っ張ってきてくれたんで。その言葉が出るというのは、今年に懸ける思いが強いと思う。もちろん、自分も今年(の目標)はJリーグ優勝しかないと思っているんで。全員が同じ気持ちを持たないと、そこにはいけない。去年より(メンバーが)本当にフレッシュになった。各ポジションに良い選手が入ってきたし、競争が激しい中で、良い刺激を与え合いながら、良い感じでいけるんじゃないかなと思う」

 公私で仲の良かった水沼が横浜へと完全移籍。ほかにもソウザや田中、丹野といった面々がクラブを離れた。「本当に、セレッソに貢献してくれていた選手。正直、デカい存在がたくさん抜けたというのはある」。そう話しつつも、宮崎キャンプなどを通じて新しいメンバーらと高め合ってきた。

 開幕戦としてホームに迎えるのは、自らが育成組織から育ってきた大分。古巣との戦いを制し、頂点を目指す20年の幕開けを勝利で飾る。


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