ききみみ 音楽ハンター

純烈・酒井一圭<下>来年から「第6章」へ…プロデューサーとして見つめる純烈の変遷と未来

[ 2022年10月12日 11:00 ]

メンバーでありながらプロデューサーも務める純烈・酒井一圭
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 【ききみみ音楽ハンター】6人組だった歌謡グループ「純烈」は現在4人体制だ。今年4月には小田井涼平(51)の年内卒業と、来年以降は新メンバーを加えて活動すると発表。9月、ワイルド系イケメン岩永洋昭(42)の加入が明かされた。

 2023年の新生・純烈を第何章と考えるのか。プロデューサーも務めるリーダー酒井一圭(47)は言う。「デビューまでが第1章、日本クラウンに移籍する2013年までが第2章。16年末の林田達也脱退までが第3章、友井雄亮が引退する19年1月までが第4章。小田井さんが辞める22年12月までが第5章で、来年は第6章かな」。やはりメンバー構成が変わるのは大きな節目となる。

 第6章の鍵を握るのは当然、岩永だ。酒井も、来年のシングルでは「岩永を中心に据える」つもりだ。「注目され、給料ゼロじゃないメリットはあるけど、重圧で大変よね」と気遣いつつ、新戦力の爆発を楽しみにする。

 ダチョウ倶楽部と合体したり、岩永を入れて注目を浴びる一方、変化に批判は付きものだ。しかし、酒井は「俺の中では称賛も炎上も一緒」と恐れない。賛否あること自体、純烈が興味を持たれている証拠。無風の方がつらい。「逆転あばれはっちゃく」(85年)の主役、5代目桜間長太郎役で子役デビュー。業界の表方も裏方も知り尽くす猛者は「エゴサ、めっちゃする。話題になってナンボ。この世界、長すぎて…大事件でもない限り、炎上でもニヤニヤしてる」と、肝の据わり方が違う。

 最近も露出度高めの写真集を出すなど、話題を提供し続ける純烈。第6章も「より激しいんじゃない?」と笑う。変化や情報の出し引きを含めた純烈の勝負どころや、楽しみ楽しませる方法を常に考える酒井P。その敏腕ぶりを今後も堪能したい。(萩原 可奈) 

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