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三戸なつめ 「私はシブイ女だぜ!」実はロック好き

[ 2017年5月22日 05:30 ]

初アルバムをリリースした三戸なつめ
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 2015年に“オン・ザ・眉毛”で歌う「前髪切りすぎた」で鮮烈のデビューを飾り、テレビやCMに引っ張りだことなった三戸なつめ(27)。Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅらを手掛ける中田ヤスタカ氏の全面プロデュースを受け、今年4月に発売した初アルバム「なつめろ」でも多彩な歌声を披露する。

 奈良県出身で、関西では「MBS SONG TOWN」などレギュラー番組を複数持つ。タレントとしては自然体、親近感を大事にするが、アーティストとしては「ちょっと格好付けたい」。7月23日の全国ツアー大阪公演(BIGCAT)では、「芯の強さや格好良さも伝われば。いつもと違う私を見てもらえるはず」と話した。今やポップアイコン的存在だが、実はザ・ブルーハーツや銀杏BOYZを愛聴するロック好き。「私はシブイ女だぜ!と思ってた」と笑い、当初は中田氏に提供されるキャッチーな楽曲と自意識とのギャップに驚いたという。

 ギャップといえば、童顔だがアラサー女子。1人暮らし5年目だが、「料理はほぼしない。主食はベビースターラーメンです」と苦笑した。結婚は「孤独死が嫌やからいつかしたい」といい、理想は料理のうまい男性と30歳でゴールインし、32歳で女児、34歳で男児を出産。その後、仕事復帰して副業で秘密基地のような場所で古本屋と文房具屋を営む。未来設計は細かく描いていた。

 トレードマークの髪形はいつまで続けるのか。「子どもと一緒にこの髪形をしたいから、リアルに40歳までは続けると思う」と答えた直後、「でも白髪のおばあちゃんがこの髪ってのもいいよなあ。一生この髪形かも」と笑顔。その発想に、三戸のロック魂が垣間見えた。(萩原 可奈)

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