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瑛人 「香水」で人生が激変!映画主題歌も担当した絶好調SSWの次なる夢は…

[ 2021年4月14日 15:33 ]

大阪市内でスポニチの取材に応じた瑛人
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 昨年大ブレークしたシンガー・ソングライター瑛人(23)。先月公開の映画「トムとジェリー」の日本語吹き替え版主題歌を任され、「ピース オブ ケーク」を書き下ろした。歌詞はトムとジェリーのように〝仲良くけんか〟する親友との会話をヒントに書いたという。人柄同様、肩肘張らず、ハッピーな一曲だ。

 大ヒット曲「香水」は19年4月に発売。印象的な歌詞「君のドルチェ&ガッバーナの その香水のせいだよ」が浮かんだ時は「何だこれ、面白い!でもダサくない?と思った」という。まさか人生を変える一曲になろうとは。発売1年後、有名アーティストがカバー動画を上げると、人気に火が付いた。横浜のハンバーガー店でバイトしながら音楽活動を楽しんでいた青年は、瞬く間に「時の人」になった。

 一番の変化を問うと「お金が増えた!したことなかった貯金ができてる」と即答する無邪気さが、かわいい。チヤホヤされて浮かれているかと思いきや、「どこかで凄くビビリで、意外と冷静に現状を見てます」と苦笑いした。

 皆に聴かれる曲をまた作るためにも、日々浮かんだ言葉を書き留める「ネタ帳」がある。家ではスケッチブック、外ではスマホ。酔った時にメモする事が多く「キモいのばっか」と笑う。中には「君が来るから深夜2時に買うコンドーム」というパンチの強いものも。「歌詞にするなら柔らかい表現に替えますね」。磨けば光る原石のような〝感性のかけら〟が、たくさん記されていた。

 コロナ禍の中でブレークし、地元・横浜での凱旋(がいせん)ライブはかなわぬまま。数多くの歌手を招いての「瑛人フェス」開催を夢みる。「名前のエイトにちなみ8月8日か8月10日に横浜でやりたい」と構想はバッチリ。あとは形にするだけだ。(萩原 可奈)

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