ききみみ 音楽ハンター

疑う余地なし!春畑道哉のギターはスポーツと好相性

[ 2019年4月11日 16:50 ]

TUBE・春畑道哉

2年半ぶりのソロアルバムを発売した「TUBE」のギタリスト・春畑道哉
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 「TUBE」のギタリスト春畑道哉(52)の凄さを語る上で、サッカーJリーグの公式テーマ曲「J’S THEME(Jのテーマ)」は欠かせない。選手とサポーターのきずなを強め、勝者にも敗者にも刺さる感動的なメロディーで30万枚の大ヒット。93年の開幕に合わせ手掛けた名曲は、今なおアンセムとして君臨している。

 Jリーグ25周年記念で制作された新バージョンの同曲などを収録した10枚目のソロアルバム「Continue」を先月、発売した。「スターダスト・レビュー」の根本要やバイオリニスト宮本笑里も参加。春畑は歌、ピアノも披露する。

 曲をよく思いつくのは飛行機の中で、「窓の外をぼ~っと見てると、どんどんメロディーが出てくる」そうだ。「TUBEではかつて、“シーズン・イン・ザ・サンよりイイ曲を”“テーマは夏”って要求が続いた時期があって苦労もしたけど、今は経験も重ねバンドでもソロでも楽しく曲を作れる」と語った。

 TUBEは来年デビュー35年を迎える。「若い頃は何度もケンカして、解散の危機なんてしょっちゅうでしたよ」と笑うが、今や家族も同然。「それぞれがソロでやりたい事をやりつつ、TUBEがびしっとある。このサイクルのおかげで長く続いているのかも」。

 ソロとしては先月、フジテレビ系サッカー中継のテーマ曲を担当することが発表された。新曲「FANTASIA~FIFE IS FOOTBALL~」はすでに日本代表戦で流れた。同局の野球中継テーマ曲担当に続く抜てき。春畑のギターとスポーツの好相性は、もはや疑う余地がない。(萩原 可奈)

 ★春畑の楽曲は、10日放送のMBSラジオ「子守康範 朝からてんコモリ!」7時台で紹介。

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