ききみみ 音楽ハンター

RIRI 最先端洋楽で世界最高峰狙う18歳JKシンガー

[ 2018年2月19日 12:10 ]

衝撃の歌声をひっさげメジャーデビューを果たした現役女子高生のRIRI
Photo By スポニチ

 各界で10代が大活躍する中、音楽界でも14日、驚異の18歳がメジャーデビューした。群馬出身の現役女子高生、RIRI。外国人でも帰国子女でもないが、デビューアルバム「RIRI」の歌声、楽曲はまるで最先端の洋楽だ。実力派新人の素顔を探るため、来阪中の本人を直撃した。

 ライブでは堂々たるオーラを放つが、取材中は天真らんまんで無邪気な高校生らしさがのぞく。デビューに大興奮で「情熱を持って努力すれば道は開けるはず。頑張ろうって気持ちでいっぱい」と笑顔がはじけた。物心ついたころから洋楽好きの母の影響で、ビヨンセやチャカ・カーンが歌うR&Bに夢中。3歳で歌手を目指し、好きな歌姫をまねては独自に格好いい歌い方を研究した。

 11歳で才能は開花した。米大物プロデューサー、デビッド・フォスター氏がアジアで開いたオーディションで決勝進出。翌年には、あこがれの歌手AIと出会った。後に楽曲提供を受け、ライブの前座も任されるなど実力を高く評価された。

 ほかにも大型フェスへの出演などインディーズ時代から規格外の活躍をしてきただけに「夢はグラミー賞です」と、すでに世界最高峰を見据えている。実現に向け2年前から渡米しては、米人気歌手を手掛けるプロデューサー陣と曲を共作してきた。アルバム収録曲「Crush on You」を手掛けたビヨンセの制作チームは「彼女の声は米国でも通用するのでは」と絶賛。世界は決して遠くない。

 国内の流行も熱血ロックから、バンド「Suchmos」や星野源らが放つ黒人音楽寄りの曲に移りつつある。この流れに乗り、今年はRIRIやバンド「Nulbarich」など英語と日本語を絶妙に交えて歌うオシャレな歌手がブレークの予感。飛躍に期待したい。(萩原 可奈)

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