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竹島宏 デビュー20周年「プラハの橋」ヒット中!京都との不思議な縁も語る

[ 2021年10月13日 05:30 ]

「プラハ」ではなく姉妹都市「京都」の橋を訪れた竹島宏
Photo By 提供写真

 演歌歌手の竹島宏(43)がデビュー20周年を迎える。新曲「プラハの橋」はオリコン週間演歌・歌謡曲チャート初登場1位、ミュージックビデオの再生回数25万回超と好調。コロナ禍の影響で苦境の音楽界だが「ヒットはいつ、どこで、どんなきっかけで生まれるか分からない。だからこの世界は面白い」と希望を忘れない。NHK紅白歌合戦も「プラハの橋が好調を保てばきっと見えてくる」と前向きに語った。

 明大を卒業後、02年に23歳でデビュー。端正な顔立ちで08年には山内恵介、北川大介と企画ユニット「イケメン3」を結成、13年には「輝く!レコード大賞」で作曲家協会奨励賞を受賞した。だが「向いていない」と思い悩むことも。デビュー当時は「傷つきやすく、繊細で弱っちい。人より目立とうという気概もなく『それじゃダメだよ』とよく言われました」と振り返る。「前に出る性格なら今と違う状況だったかも。でも、こういう人間だから歌える曲、伝えられる事もあるはず。まあ、20年でずぶとくなりましたけど」と笑った。

 先月に20周年記念公演を開いた京都への思い入れは強い。千葉テレビの冠番組「竹島宏の歌MAX」は前身番組の初回からKBS京都で放送されていた。おかげで京都では「竹島さん?」と1日に何度も声を掛けられた経験もあり、「僕には大切な街」と話す。新曲名にあるチェコの首都・プラハと京都市は姉妹都市でもあり、「不思議な縁を感じます」と語った。

 自身は福井出身で、学生時代は親類が住む京都に電車で遊びに行った。デビュー後も行くたび「関西弁での激励が心地よくて、心にストンと入ってくる」といい、「コロナが落ち着いたら客席と関西弁でやりとりがしたい」。声援NGの今を乗り越えた未来を思い描いていた。(萩原 可奈)

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