ききみみ 音楽ハンター

竹内アンナ 米国人魅了した京都在住の女子大生シンガー・ソングライター

[ 2018年9月2日 13:43 ]

デビューEP「at ONE」

京都の現役女子大生シンガーソングライター・竹内アンナに注目を!
Photo By 提供写真

 先月、関西から世界規格のシンガー・ソングライターがデビューした。米ロサンゼルス生まれ、京都在住の現役大学生・竹内アンナ。4曲入りの「at ONE」は、20歳のデビュー作とは思えぬ多ジャンルを昇華した音楽性、若々しさと年上世代も巻き込む大人の洗練ぶりや落ち着きが同居する。

 「Ordinary days」はすべて英詞で、洋楽色満載の今どきギターロック。なんと15歳で作った曲だ。「ALRIGHT」は日本語が入り交じる。同曲をラジオで偶然聴いた時、思わず曲名と歌手名を書き留めた。「親の影響でえり好みせずあらゆる音楽を聴いた。この曲は大好きな(ファンクバンド)アース・ウィンド&ファイアーみたいに、踊れる曲を意識しました」。

 初対面の印象は、5歳で帰国したせいか“帰国子女っぽさ”がなく、奥ゆかしい雰囲気だ。作品にはラブソングも収めたが、「ネタ不足が激しい。友達の恋愛話や、友達の友達のSNSでののろけ話を参考にしたり…」と苦笑い。スタッフも「モテない…恋をするのが今後の課題」と指摘したが、その初々しさが華やかに歌っている時とのギャップを生み、面白い。

 今年3月には生誕地・米国で武者修行。大型フェスなど「8本ぐらいライブに出た」という。「めっちゃ練習していったカバー曲が全然ウケず、心折れそうになった。でもガンズ・アンド・ローゼズのカバーがバカウケして、大合唱!オリジナル曲も良かったと言われ、自信がつきました」。

 9月12日、デビュー後初の単独ライブを大阪・心斎橋の「ジャニス」で開催。米国人も魅了した歌声に、いち早く触れてほしい。(萩原 可奈)

 ★竹内アンナの楽曲は、9月5日放送のMBSラジオ「子守康範 朝からてんコモリ!」7時台で紹介します。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る