原晋監督 違反にも真摯な姿勢の大谷翔平を称賛「審判に柔らかく歩み寄って行っているのは好感が増す」

[ 2023年4月6日 17:38 ]

<マリナーズ・エンゼルス>初回、ベンチに引き揚げる際に審判と話す大谷(中央右)(撮影・会津 智海)
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 青学大駅伝部の原晋監督(55)が6日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手(28)のピッチクロック違反をめぐる言動についてコメントした。

 大谷は5日(日本時間6日)のマリナーズ戦に投打二刀流で出場。投げては6回1失点で今季初勝利、打っても2打数1安打1打点を記録する活躍を見せた。一方で、今季から導入の新ルール「ピッチクロック」違反を投打双方で記録。大谷は試合後、投球の際に犯した違反について審判と話したといい、「審判の方もグレーゾーンみたいな感じだったので、とりあえず合わせるしかないので。ルールができてそんなたっていないので」と振り返った。

 原監督は他競技でのジャッジを例に挙げ、「陸上競技だったら100m10秒0とか正確に取れる。採点競技に関しては、人間が見ていくので、グレーゾーンが存在するんですよね」と解説。その上で、大谷の例については「新しいルールなので、選手と審判がともにいいルールにしてくように、歩み寄っていけばいいと思います」と提案し、「大谷選手は審判に柔らかく歩み寄って行っているのは好感が増しますよね」と、その謙虚な姿勢を褒めたたえた。

 この日の大谷は、違反をめぐる球審との話し合い中、球審のボールバッグに手を入れ、相手バッテリーに投球練習用のボールを渡す行為が称賛を浴びた。榎並大二郎アナウンサーが「投げて打って気遣いもできて…逆に、何ならできないんですかね?」とほれぼれすると、原監督も「好感度300%、1000%増しですね」と絶賛していた。

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2023年4月6日のニュース