中村逸郎教授　フィンランドのNATO正式加盟に「NATO軍とロシア軍の軍事衝突になりかねない…」

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　ロシア政治を専門とする筑波大・中村逸郎名誉教授が6日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。北欧フィンランドが4日、北大西洋条約機構（NATO）に正式加盟したことに言及した。

　新規加盟は2020年3月の北マケドニア以来で31カ国目。ウクライナ侵攻を続けるロシアは自国包囲網の拡大を招いた形で、バイデン米大統領は加盟を歓迎する声明を発表し、同じく加盟申請したスウェーデンの手続きも早急に完了するよう求めた。一方、ロシアのリャプコフ外務次官は4日、フィンランドの加盟について「ロシアが対抗措置を取らないと考えるのは大間違いだ」と国営テレビで警告した。

　中村氏は「バルト海をめぐるNATO軍とロシア軍の軍事衝突になりかねない非常に危険な局面に入ってきます。NATOがロシアにぐっと近づいてきた、攻め入ったという捉え方をロシア政府、プーチン政権はしているわけなんです」と自身の見解を述べた。