テレ朝、侍ジャパンのドキュメンタリー番組制作に意欲「ドラマがいっぱいある」

[ 2023年3月28日 14:33 ]

東京・六本木のテレビ朝日
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 テレビ朝日の定例社長会見が28日、東京・六本木の同局本社で行われ、22日に生中継した第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝「日本―米国戦」の反響について述べ、ドキュメンタリー番組の制作について言及した。

 同局が生中継した決勝の平均世帯視聴率は、42・4%(午前8時25分~午後0時8分、ビデオリサーチ調べ、関東地区)。今大会の日本戦全7試合は、いずれも40%超えを記録。ビデオリサーチ社は、4歳以上でいずれかの試合を1分以上視聴した人数を9446・2万人と推計しており、日本の総人口の約75%が何らかの形でWBCを生視聴していたことになる。

 数字を押し上げたのが9回表、最終打者となったマイク・トラウトに投じた「大谷の6球」だ。対決がスタートした時点で45・2%だった数字は、決着までの約2分間に0・8ポイント上昇。トラウトを空振り三振に仕留めて日本が優勝を決めた瞬間の午前11時43分には、瞬間最高の46・0%を記録した。

 また、16日に行われた準々決勝のイタリア戦の個人全体視聴率は31.2%、世帯視聴率は48.0%を記録し、WBC史上最高視聴率でテレビ朝日歴代2位の記録。これらの結果を受け、会見で早河洋会長は「大変感動しました」とコメント。「テレビ離れなどマイナス要素が指摘されている中でのこの数字は、喜ばしく自信にもなりました」と感激した。

 また、WBCを題材にしたドキュメンタリー制作について「ドラマがいっぱいあるので、私自身も何かまとめたいなという思いがあります」と思いを口に。「栗山英樹監督が帰国後、全局に出演してことの真相を喋ってますし、大谷翔平選手をはじめ他のメンバーもインタビューに答えているので、裏話を探すのは難しい」とした上で「ただ、検証ドキュメンタリーのようなものをやってみたいなとは思います。どこかのタイミングでやってみたい」と意欲を示した。

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2023年3月28日のニュース