テレ朝、TBSが急きょ放送したWBC決勝再放送にコメント「ちょっと不自然な形に見えますけど…」

東京・六本木のテレビ朝日
Photo By スポニチ

　テレビ朝日の定例社長会見が28日、東京・六本木の同局本社で行われ、22日に生中継した第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の決勝「日本―米国戦」の反響について言及。TBSが当日のゴールデンタイムに急きょ特別番組として再放送したことについて「契約上、納得した上で」とコメントした。

　同局が生中継した決勝の平均世帯視聴率は、42・4％（午前8時25分～午後0時8分、ビデオリサーチ調べ、関東地区）。在宅率が低い時間帯に異例の高い数字になった。

　地上波で同局とともに大会の放映権を持つTBSは、急きょ特別番組として試合を再放送。「WBC再放送」がツイッタートレンド入りするなど、ネット上で話題となり、視聴率は22・2％と高数字を記録した。同局は、準決勝も午前中に生中継した後、午後7時から特別番組として再放送。19・8％の視聴率を獲得し、ゴールデン帯で2度おいしい結果を得た形になった。

　これについて早河洋会長は「WBCがテレビ朝日とTBSが放送権を分け合っている形。バランスをとるために3社で合意したのは“リピート権はTBSにしましょう”ということ。中継がテレビ朝日で、ゴールデンタイムがTBSなのはちょっと不自然な形に見えますけど、契約上、約束の上では納得していた」とコメント。「夜に決勝の半分（の視聴率）を取るというのは、いかに決勝がドラマチックでエキサイティングだったか」と、侍ジャパンの奮闘を改めて称賛した。