大路りせ「カジノ・ロワイヤル~我が名はボンド~」初主演「今まで見たことのない景色」

[ 2023年3月28日 21:41 ]

 宝塚歌劇団宙組公演「カジノ・ロワイヤル~我が名はボンド~」の新人公演が28日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、入団4年目、105期の大路りせ(おおじ・りせ)が初主演を務めた。

 「007」でおなじみ、ジェームズ・ボンドの活躍を描いたイアン・フレミングの小説をベースにしたオリジナル。トップスター真風涼帆(まかぜ・すずほ)のサヨナラ公演としても注目の舞台で、大路は身長1メートル72と恵まれた体格を生かし、難しいスーツやトレンチコートの着こなしでも見せた。

 開演前、真風からは「何かあったら助けに行くから」と冗談めかした言葉で背中を押され「そういう言葉も心強かった」と感謝。「ライトがすごくまぶしくて、今まで見たことのない景色が広がっていた」と振り返った。

 105期からの新人公演主演者は、前回月組公演「応天の門」で初主演した七城雅(ななしろ・みやび)に続き2人目。次回の雪組公演「Lilacの夢路」で新人公演主演を務めるのも105期の紀城ゆりや(きしろ・ゆりや)でこの日、ヒロインを演じた美星帆那(みせい・はんな)も同じ105期。美星は「大きな舞台で、同期の大路と2人で一緒に歌えたこともうれしかった」と笑顔だった。

続きを表示

2023年3月28日のニュース