テレビ朝日 4月改編も「オールターゲット戦略」継続 既存の番組強&深夜バラエティー大幅増枠

[ 2023年3月10日 16:44 ]

東京・六本木のテレビ朝日
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 テレビ朝日は10日、4月改編説明会をリモートで行い、改編の骨子を説明した。

 改編率はゴールデン帯(午後7時~10時)19・0%、プライム帯(午後7時~11時)17・9%、全日6・5%。西新コンテンツ編成局長は、今回の改編の基本方針として「オールターゲット戦略でファミリー層に加えて、あらゆる世代のニーズにお応えするタイムテーブルを追及する」とし、「報道ステーション」や三夜連続のドラマドーンといった既存番組の強化とともに、若手クリエイターによる挑戦深夜枠である「バラバラ大作戦」を増枠を掲げ、「深夜企画の拡充と最先端エンタメへの挑戦を大胆に進める」とした。

 「報道ステーション」(月~金曜後9・54)は今月いっぱいでABCを退社するヒロド歩美アナウンサーが新スポーツキャスターに就任し、パワーアップする。また、三夜連続のドラマドーンでは、火曜9時枠は「おっさんずラブ」の制作陣が5年ぶりに集結した高畑充希、田中圭による「unknown」、水曜9時枠はおなじみの「特捜9 season6」、木曜9時枠は桐谷健太主演の異色の刑事ドラマ「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」をラインアップ。また、深夜ドラマも金曜ナイトドラマ「波よ聞いてくれ」(金曜後11・15)、オシドラサタデー「帰って来たぞよ!コタローは1人暮らし」(土曜後11・00)、土曜ナイトドラマ「月読くんの禁断お夜食」(土曜後11・30)。これに加え、ABC制作のドラマ枠を新設。第1弾は岡田惠和氏のオリジナル脚本で、清野菜名、岸井ゆき、生見愛瑠が共演する「日曜の夜ぐらい...」(日曜後10・00)を放送する。

 バラエティーでは、レギュラー番組を骨太に強化。放送中の「ノブナカなんなん?」(水曜後7・00)を「千鳥」ノブ、弘中綾香アナウンサーなど出演者はそのままに、「隣のブラボー様」にタイトルを変更。内容を一新し、大胆リニューアルする。さらに、「相席スタート」山添寛とタレントの市川紗椰の異色コンビがMCを務める新バラエティー「一億総リミッター解除バラエティー 衝動に駆られてみる」(日曜深夜0・25)がスタート。衝動に駆られる人=“衝動者”たちの情熱にスポットを当てる異色のバラエティーとなっている。

 また、豪華出演者×若手クリエイターがタッグを組む、平日夜の新感覚バラエティーゾーン「バラバラ大作戦」がこの18番組に大増量。一気に10番組が誕生する。西編成局長は「地上波のみならず、配信、EXシアターでリアルイベント、漫画制作等々で大きな手応えを感じておりまして、今回、番組数を大幅に増やすことで360度展開を進める」と力を込めた。

 スポーツについても現在、熱戦がくり広げられているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の中継のみながら、「世界フィギュアスケート国別対 抗戦2023」「世界水泳 福岡」「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」と多くのスポーツコンテンツをラインアップ。西編成局長は「サッカーW杯・WBCに続く日本代表の熱戦をしっかりテレビ朝日として盛り上げて参ります」とした。

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2023年3月10日のニュース