長嶋一茂 大谷翔平の投球を解説「まだトップギアに入れてない。スプリットが1球、50センチ曲がる球も」

[ 2023年3月10日 11:53 ]

長嶋一茂
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 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(57)が10日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドB組が9日に東京ドームで開幕し、侍ジャパンは中国を8―1で下し、白星発進したことについて言及した。

 大谷翔平投手は「3番・投手兼DH」で出場。投げては4回1安打無失点、5奪三振で勝利投手、打っても低めの球を左中間2点二塁打するなど2安打で初戦白星に貢献した。国際大会で初の二刀流出場。持ち味を存分に発揮し、10日の韓国戦へ侍に勢いをもたらした。

 一茂は「僕は投手出身じゃないんで、詳しいことは分からないんですが」と断ったうえで、「大谷投手はたぶん、昨年はスライダーを3種類投げ分けているんですよ。昨日の試合に関して言うと、結果論から言うと、まだトップギアに入れてないなと勝手に僕は思っているんです」と指摘。その理由を「スプリットが1球しかない。これは伝家の宝刀で、誰も打てないスプリットが1球しか投げてない。それとスライダーは確かに多投しているんだけど」と言い、昨季の腕を横に振って投げるスライダーのVTRを見ながら「50センチぐらいの曲がり幅がある、これはまだ昨日投げてないんじゃないかと僕は思っている」と説明した。

 そして「(このスライダーは)昨年から始めたんですけども、意図的に腕の角度をちょっと横にして、よりスライドさせるスライダー。これは昨日、投げてなかったんで、まだトップギアに入っていないのか」と話した。そして「ただ考えてみれば、まだ3月の初旬でトップギアに入れっていうことは、今までの野球人生でないと思うんだよね。だから(トップギアに)入るわけがないとは思ってるんだけども、でも160キロを投げてきたあたりなんていうのは、このWBCのためにちゃんと照準を合わせて準備してきたなっていうのがうかがえる」と解説した。

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