古舘伊知郎“炎上”した斉藤一美アナの侍ジャパン実況に喝「ここでひるむんじゃねえ!」

[ 2023年3月10日 11:36 ]

古舘伊知郎アナウンサー
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 フリーアナウンサー古舘伊知郎(68)が10日、自身のYouTubeチャンネルを更新。9日に行われた第5回ワワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドB組・日本―中国戦で、アマゾンPrimeVideoの配信で実況を務めた文化放送の斉藤一美アナウンサー(54)へ、アドバイスを送った。

 斉藤アナは4日に行われた侍ジャパンと中日の壮行試合、7日に行われた侍ジャパンとオリックスの強化試合を独占配信したアマゾンPrimeVideoで実況を担当。特にオリックスとの強化試合では、試合中の言葉選びや発言などに批判の声が上がるなど、賛否両論が沸き起こり「アマプラの実況」がツイッターでトレンド入りする事態となった。

 これらの声を受け、古舘は「賛否巻き起こったアマプラWBC中継。実況を担当する斉藤一美アナへの古舘からの檄(げき)。スタイルを貫き通して」と題した動画を投稿。実は古舘は、斉藤アナから「古舘さんに憧れて実況をやっていて…」と言われたこともある、斉藤アナにとって特別な存在だ。

 古舘は、斉藤アナの実況に「炎上みたいな感じ?」としつつ「“4番で一切打てなかった村上が…”ってやつでしょ?あと、空振りに“かすりもしなかった!”って言ってたでしょ?何が悪いの?」と、実況で批判を浴びたフレーズを紹介。「選手へのリスペクトがない」という声については「そういう声がいっぱいあるのは分かるし、あえて視聴者を“消費者”と言わせていただいて、消費者は神様ですから、何を言おうとどんな感想を言おうが自由です。それが楽しみのひとつでしょ?大いに斉藤アナを批判したり、けなしたり、斉藤アナも表に出る人ですから、もっともっとテーブルの上に乗せて悪態ついてくださいませと、正直思う。その代わり、自由にしゃべる権利もあるからねと言いたい。斉藤アナが自分のノリで、ラジオ的にうるさくしゃべるのもありだからね、って私は強く思います」と私見を述べた。

 続けて「アマプラは遅れて参戦するのはゲリラにならないと。ゲリラは嫌われてなんぼです。王道に入るのは、10年早いんです。地上波は王道で面白くなくなりすぎたんだよ」と、視聴者を怒らせることも仕事だと、自身の経験を踏まえて助言。しかし、批判の声を受けたためか、WBC本戦の斉藤アナの実況は“落ち着き気味”だったといい「非難ごうごう、炎上どんとこい!と思っていたら、中日との強化試合の実況とは別人だった。トーンが落ちてるんだよ。全然違うんだよ」として「非難ごうごうってのは凄く大事なんだよ。今どきの言い方で言うと“炎上商法”とか言われてしまって嫌なんだけど、そうではない。非難ごうごうで、歴史は作られていくんだよ。始まりは必ず、捨て石のごとくやられて打たれるんです」と熱弁した。

 続けて「斉藤一美よ、ここでひるむんじゃねえ!次の韓国戦、“ここで抑えよう”ではだめです。里崎さんがおとなしくなろうなるまいが、孤高の人となって、斉藤一美アナがラジオ実況をテレビに持ち込むんです。これが大事な化学反応なんです」と斉藤アナのスタイルを貫くよう激励していた。

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2023年3月10日のニュース