日向坂46影山優佳がグループ卒業発表「次のシングルで」昨夏決断、W杯で恩返し…葛藤、詳細な理由も

[ 2023年2月17日 21:30 ]

影山優佳
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 日向坂46の影山優佳(21)が17日、自身のブログを更新しグループからの卒業を発表した。

 影山は「だいすきなみなさんへ」と題しブログを更新。「書いて消して書いて消してを繰り返して締め切りを過ぎてしまいそうになっています。ああどうかこのブログが、人々の心に穏やかな火を灯す、そんな素直で前向きなものでありますように。…そんなことを祈っている暇があったら書き進めなさいと心の中のリトル影山が言っています。(言っていませんすみません。)こんちゃ!影山優佳です!私、影山優佳は次のシングルでの活動をもって日向坂46を卒業します」と揺れる思いとともにつづった。

 続けて「今後について考え始めたのは1年以上前で、2022年の夏には心を決めていました。理由といたしましては、ライブ活動でのやりづらさや心理的ハードルを、持ち前の気合いや我慢強さでも乗り越えられないと感じるようになったことと、それに伴って積み重なってしまった自己嫌悪を取っ払って、明るく楽しく自分を生きるために、新しい自分を見つけていく必要があると思ったこととがあります。そんな想いを事務所の方にずっとご相談していて、実はもっと早くに卒業のタイミングが来る予定だったのですが、『私が最後にグループの名前を広められる活動をする』と意気込んで取り組んだのが、『ワールドカップ』でした」と決断の時期は昨年の夏だったが、サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の仕事の存在が、この時期の卒業発表となったことを明かした。

 そして「朝から次の日の朝まで、そしてまた朝から朝までと駆け抜けてきたワールドカップ期間には、みなさんも知ってくださっているように様々な運命的なことが起こりました。少しは自分を褒めていいかなと救われた気持ちになり、私の周りの様子にも変化がありました。元々はみんなの新曲活動に支障をきたさないようなよきタイミングでと希望を出していたのですが、せっかく影山優佳という人間を初めて知っていただいたのだから、『私が日向坂46のメンバーとして活動している姿を見て、グループを知ってもらう』という日向坂のこれからにつながるお仕事を全うできたらいいよねという話で投合しました」と日向坂の影山優佳として羽ばたいたW杯を思い返した。

 「私がいちばん好きなのは、日向坂です。私が取り組んできた様々なお仕事は孤独な心でたたかうものが多く、そんな中でも頑張り続けられた原動力はほぼ全て、『私の活動が日向坂のためになる』と信じる気持ちでした。今テレビの向こうでおひさまが増えたかもしれない!と思ったり、ここ終わったらライブリハーサルでみんなに会えるから頑張れるわ~とか思ったり、ライブをはじめとしたグループの活動自体と、ステップアップしていく度に見られるみんなの笑顔や日々のファンの皆さんからの声援に生きがいをもらっていました。自分の頑張りたいことが耳の特性によって思うようにできなくなっても、虚勢を張って明るく居続けていたけど、私が私らしくあるために自分の生きがいを探さないといけないと思うようにもなりました。卒業の経緯や想いはまたどこかでもお話しさせていただければと思います。卒業後のことは明確には決めていません。その日まではグループのこれからを先陣を切って創っていく(グループについて思っていることを際限なく伝え、新たな可能性を見出し、且つメンバーを守っていきたい。)のと、これからの自分を見つけていく期間にしていきたいです。お芝居が好きなので将来的には挑戦できたらいいなと思っています。また、来たるひな誕祭などのライブ活動やこれからの表現活動は、大好きなものを皆さんと存分に楽しめるように様々な対策を模索しながら参加を目指せたらと思っています。ありがたいことに卒業にあたって様々な準備をしてくださっています。みなさんを早く笑顔にしたいです 今後とも日向坂46と影山をよろしくお願いします!」と前向きなメッセージ。

 最後に「P.S.(中略)ファンの皆さんの中にはなんとなく感じていた方もいらっしゃるのかな。この数ヶ月は毎日家で悩んで泣いて、朝起きて顔だけ切り替えてを繰り返していたので、その雰囲気から心配をかけてしまったこともあったかもしれません。明るく楽しく過ごしている時間が私を救っていたので、みなさんも楽しんでもらえていたら何よりです…!今後も変わらずブログ・インスタ・メッセージなどもお届けしていきますので、私の隣に座ってわくわくでそわそわする感じで楽しみにしていただけると嬉しいです これからもよろしくお願いします!」と結んだ。

 影山は“アイドル界No.1のサッカー通”として昨年に行われたW杯でテレビ朝日とABEMAの中継コメンテーターの1人に大抜てきされ、豊富な知識と情報量、飽くなき探求心でサッカー通をも唸らせた。さらに、1次リーグ最終戦・日本-スペイン戦のスコアを「2-1」と、三笘の活躍も含めてズバリ的中させ大きな話題を呼んだ。

 同12月2日にはグループの公式ブログで「今月17日・18日に行われるひなくりを欠席させていただくことになりました」とし「小さい頃から耳の感覚が鋭く、大きい音に苦手意識があったのですが、1年ほど前からライブで苦しさを感じることやその程度が大きくなっていました。今回お医者さんからのアドバイスにより、ひなくりの出演を断念せざるを得なくなりました」と「ひなくり2022」欠席と、その理由を明かしていた。W杯期間中、メディア出演が急増して多忙な影山を気遣ってか「#影山寝ろ」がトレンド入りした。

 影山がサッカー界からの注目を浴びるきっかけになったのは、2020年5月から自身の公式ブログで始めた「影山優佳のWE LOVE Jリーグ」。J1~J3の全クラブの選手や戦術、歴史やサポーターの雰囲気などが詳細に分かりやすく解説されており、多くの関係者が「今までのサッカー好きとはレベルが違う」と感じたという。海外サッカーにも精通し、キャッチコピーは「あなたのハートのゲーゲンプレス」。

 ◇影山 優佳(かげやま・ゆうか)2001年(平13)5月8日生まれ、東京都出身の21歳。2015年、第2回AKB48グループドラフト会議の最終候補者まで進むが指名されず。翌16年に「けやき坂46(ひらがなけやき)オーディション」に合格した。18年には学業に専念ためグループでの活動を一時休止。活動休止中にグループが「けやき坂46」から「日向坂46」と改名。2020年5月26日に公式サイトで1年9カ月ぶりの復帰が発表された。2022年8月11日に自身のInstagramアカウントを開設。W杯での“無双”の活躍によりフォロワーが急増。今年1月27日にはインスタグラムで“天才集団”として知られる「MENSA」の会員となったことを報告していた。

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