藤井竜王が苦戦 前方から広瀬八段の飛車桂、側面から馬金 竜王戦第1局2日目 昼食休憩までに76手

[ 2022年10月8日 13:03 ]

竜王戦第1局の対局が再開され、封じ手を指す藤井聡太竜王(中)と広瀬章人八段(左)、立会人の島朗九段(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太竜王(20)=王将、王位、叡王、棋聖を含めて5冠=が広瀬章人八段(35)の挑戦を受ける第35期竜王戦7番勝負第1局は8日、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で2日目が指し継がれ、午前12時半からの昼食休憩までに76手進んだ。持ち時間8時間のうち藤井が5時間34分、広瀬が5時間12分消費した。

 振り駒の結果、先手広瀬の角換わり腰掛け銀で始まり、2日目の対局を再開する藤井の封じ手は、叩いてきた歩を銀で取る自然な応手だった。

 その後、広瀬が敵陣に馬を作り、飛車角を追って攻勢に出る。駒台に銀3枚を置く藤井だが、その王は前方から飛車桂、側面から馬金に迫られ、苦しい局面が続いている。午後は両者得意の寄せ合いに入ると見られる。

 午前10時のおやつは藤井がプレミアムメロンとアイスコーヒー、広瀬が紫芋モンブランとホットコーヒー。昼食は藤井が海の幸入りあんかけ焼きそば、広瀬は天重御膳。

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2022年10月8日のニュース