武藤十夢が卒業発表 武道館公演で「私をキラキラのアイドルにしてくれた皆さんに出会えたことが私の幸せ」

[ 2022年10月8日 18:48 ]

日本武道館公演で卒業を発表したAKB48武藤十夢
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 AKB48の武藤十夢(27)が8日、東京・日本武道館公演でグループから卒業することを発表した。卒業時期は未定。参加するシングルは19日発売の「久しぶりのリップグロス」が最後になる。

 この日の公演中盤、マイクを握って卒業を発表。「16歳でこのグループに入り歌もダンスもトークも何もできなくて、先輩の背中を追いかけることに必死でしたが、気づけば私もこのグループで上から2番目になっていました。この約11年半、楽しいこともつらいこともありましたが、全てがいい経験で私の力になりました」と振り返った。続けて「私をキラキラのアイドルにしてくれたスタッフのみなさん、何よりもどんなときも応援してくれて支えてくれたファンのみなさんに出会えたことが私の幸せです」と感謝を述べた。

 武藤は2011年に12期生として加入。上から読んでも下から読んでも「むとうとむ」と名前が回文になることでも知られるようになった。選抜総選挙では初参加となった12年49位、13年45位、14年24位、15年16位、16年10位と順位を上げ、17年の立候補見送りを挟み、18年に自己最高の7位。参加回で順位を上げ続けた「総選挙の申し子」でもあった。

 大所帯のグループで存在感を発揮するために個性を磨いた。気象予報士やファイナンシャル・プランニング技能士2級といった国家資格を取得。グループ外でも活動の幅を広げた。

 「いろんなことがあった私のアイドル人生ですが、最後はみなさんの心を晴れ模様にできるように精一杯頑張りますのでどうか最後まで宜しくお願いします」。お天気キャスターらしい晴れ晴れしい笑顔で客席に語りかけた。

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