「鎌倉殿の13人」実朝“羽林呼び”もキャパオーバー?またも和田義盛“癒やし枠”ネット「かわいい」

[ 2022年10月8日 13:50 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第38話。源実朝(柿澤勇人・左)は和田義盛(横田栄司)に「私も去年まで武衛であった。今はそれより上の羽林だ」(C)NHK
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 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は9日、本編(第39話)の代わりにトーク特番「『鎌倉殿の13人』応援感謝!ウラ話トークSP~そしてクライマックスへ~」(後8・00~8・45)が放送される。前回第38話(10月2日)の話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。鎌倉を舞台に、御家人たちが激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第38話は「時を継ぐ者」。激しさを増す北条親子による主導権争い。北条時政(坂東彌十郎)と妻・りく(宮沢りえ)は、三浦義村(山本耕史)に命じて3代鎌倉殿・源実朝(柿澤勇人)を屋敷へと連れ込み、鎌倉殿の座を娘婿・平賀朝雅(山中崇)へ譲るように迫る。対する北条義時(小栗)は息子・泰時(坂口健太郎)弟・時房(瀬戸康史)八田知家(市原隼人)らを引き連れ、時政の屋敷を包囲。攻め込む機会を慎重に見定める。張り詰めた空気が鎌倉を覆う中、政子(小池栄子)は…という展開。

 和田義盛(横田栄司)は時政の館に駆けつけ、時政と実朝の間に割って入る。時政が嘆くと、義盛は思わず実朝に「(起請文を)書いちゃいなさい!起請文なんて、後で破いちまえばいいんですから」と、らしい助言。小康状態の間、「武衛(ぶえい=宮城の警備を司る兵衛府および、その官職の唐名。上総広常が源頼朝のことを親しみを込めて呼んだ)」の話になる。

 実朝「武衛とは、兵衛府のこと。親しみを込めて呼ぶものではない」

 義盛「そうなんですか」

 実朝「私も去年まで、武衛であった」

 義盛「だったら、いいじゃないですか」

 実朝「今はそれより上の、羽林(うりん=近衛府)だ」

 義盛「ウリン」

 そして、進退窮まった時政は覚悟を決め「鎌倉殿の芯の強さ、感服いたしました。いずれは、頼朝様を超える鎌倉殿となられまする」と実朝を解放。第37話「オンベレブンビンバ」(9月25日)、実朝に「鎌倉殿のことを、親しみを込めて武衛って呼んでもいいですか」と願い出た義盛だったが「参りましょう!ウリン」と早速“羽林呼び”。時政は義時への伝言を義盛に預けた。「あとは託したと。北条を、鎌倉を引っ張っていくのは、おまえだと」――。義盛は威勢よく「承知つかまつった!」。実朝と館を後にした。

 門が開く。

 義時「執権殿は」

 義盛「覚悟を決めておられる」

 義時「何か申されていたか」

 義盛「小四郎に伝えてくれと言われた」

 時房「父上は何と」

 義盛「…」

 義時「忘れたのか」

 義盛「すまん」

 実朝「あとは託した。北条と鎌倉を、引っ張っていけ」

 義時「ありがとうございます」

 和田義盛が引き続き“癒やし枠”。SNS上には「こんな状況下で挟まれる実朝様と和田殿の癒やしタイム」「あのシリアスな状況で覚えたての羽林を早速使う和田義盛。かわいい」「親父殿の遺言を忘れたw緊迫した回に一服の癒やし、和田殿」「武衛に代わる羽林を覚えてしまい、それでメモリが一杯になって、肝心の時政パパから小四郎義時への伝言を忘れる和田殿、かわいい」「和田殿は忘れたわけではないと思う。ここで本当のこと言っていいのか、言ってしまうと誰かの不利にならないか迷ったのだと思う…だよね、羽林?」などの声が続出。反響を呼んだ。

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