AKB48 9年半ぶり武道館公演 “聖地”舞台弾みに3年ぶり紅白狙う チーム8は活動休止へ

[ 2022年10月8日 04:55 ]

9年半ぶりの日本武道館公演を行ったAKB48の柏木由紀(前列中央)ら
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 AKB48が7日、東京・日本武道館で単独コンサートを行った。運営側によると、2013年4月以来、9年半ぶりの武道館公演。総監督の向井地美音(24)は「素晴らしい場所でコンサートができてうれしい」と声を弾ませた。

 グループ初のミリオンセールス作品となった「Beginner」で幕開け。36曲を歌い踊り、千葉恵里(18)が初センターを務める新曲「久しぶりのリップグロス」で締めくった。

 武道館はAKBにとって“聖地”の一つだった。11年と12年には選抜総選挙を開催。11年に前田敦子(31)が2度目の1位を獲得して「私のことは嫌いでもAKBのことは嫌いにならないでください」と絶叫するなど、名シーンを残した。

 原点を思い出すように戻ってきた。当時の選抜メンバーで残っているのは柏木由紀(31)のみ。前回はまだ加入1年目の研究生だった岡田奈々(24)はエースの貫禄たっぷりのパフォーマンスを見せつけた。

 最終盤には恒例のサプライズも。グループに5つあるチームのうち「チーム8」が来年4月で活動休止することが発表された。14年の発足当初は47都道府県からそれぞれメンバーが選ばれ、AKBブランドを各地に浸透させた。熊本県代表として加入した倉野尾成美(21)は「休止であって終わるわけではない」と涙。所属メンバーは「8」以外のチームで活動を続ける。

 AKB本隊は12月に17周年を迎える。“聖地”のステージを弾みに、今年こそは3年ぶりにNHK紅白歌合戦に出場したいところ。3日連続の武道館公演を成功させて、次のステップに進んでみせる。

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