紀藤正樹弁護士 山上容疑者の母親 近く会見検討に「本来であれば警察の事情聴取に応じないといけない」

[ 2022年8月10日 17:10 ]

日本テレビ社屋
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 全国霊感商法対策弁護士連絡会の紀藤正樹弁護士が10日、日本テレビ系「情報ライブミヤネ屋」(月~金曜1・55)に出演。安倍晋三元首相が奈良市での参院選の演説中に銃撃されて死亡した事件で、殺人容疑で送検された山上徹也容疑者(41)の母親が近く記者会見するとされることについて言及した。

 この日は、宗教団体・世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の田中富広会長と山田達也法務局長が日本外国特派員教会で会見を行い、番組では会見の模様を放送した。

 紀藤弁護士は、山上容疑者の母が会見するとされることにも触れ、「そもそも加害者側の家族が記者会見をする例っていうのは過去にほとんどないと思うんですね」「異例だし、警察の捜査の観点から見るとですね、本来であればこのお母さんってのは警察の事情聴取に応じないといけない対象者でもあるんですね」とコメント。

 続けて「おそらく警察もまだ(山上容疑者の母が)統一教会の影響下にあるということで、警察が事情を聞くと統一教会に情報が流れてしまう恐れがあるので、簡単に事情を聞きにくいっていう面もあると思うんですね」と語り、「だから逆に言いますと、統一教会との関わり合いがあればあるほど捜査が進まないってことになりかねないので」と話した。

 さらに、「私は会見するくらいだったら警察の事情聴取に応じると。そして統一教会との関係では、それを遮断するということを。お母さん自身が語ってくれる以外の会見っていうのは成り立たないと思いますけどね」と述べた。

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