「ちむどんどん」愛ちゃんロス広がる ネット涙「一番男前」パンツルックで夢のパリへ!飯豊まりえ好演

[ 2022年7月15日 08:15 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」第70話。夢のパリ転勤を決意、和彦に別れを告げた愛(飯豊まりえ)(C)NHK
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は15日、第70話が放送され、女優の飯豊まりえ(24)が好演してきた新聞記者・大野愛が夢のパリ転勤を決意、婚約者・青柳和彦(宮沢氷魚)に別れを告げた。SNS上には「愛ちゃんロス」が広がった。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第70話は、暢子(黒島)は鶴見沖縄県人会の沖縄角力大会で優勝した智(前田公輝)からのプロポーズを断った。一方、その角力大会を機に自分の気持ちに気づいた和彦(宮沢)は、恋人の愛(飯豊)に自分の気持ちを伝えようとするが…。一方、手痛い失恋から立ち直れない賢秀(竜星涼)は、またしても猪野寛大(中原丈雄)の養豚場に戻るが、清恵(佐津川愛美)と意外な成り行きに…という展開。

 千葉・猪野養豚場。清恵が酒を飲んで眠る賢秀を起こそうとすると、体勢を崩し、賢秀が清恵に覆いかぶさる形に。そこへ寛大が入ってきて、気まずい雰囲気に。

 アッラ・フォンターナ。智が食材を配達し、暢子と再会。何事もなかったようにあいさつ、伝票を渡したが、外に出ると、ため息が漏れた。

 東洋新聞社、編集局学芸部。和彦より愛が先に出社していた。

 愛が「大丈夫?体調。実は式場の下見のことなんだけど…」と語り掛けると、和彦は愛を遮り「ごめん。どうしても、話したいことがあって。昨日言いかけたことなんだけど。全部、なかったことにしてくれ。ごめん。愛と結婚する資格はない」と婚約解消を申し出。愛も準備していた手紙を手渡し、和彦に別れを告げた。

 愛は3年のパリ勤務が条件の「東洋グラフ」移籍を決断。手紙には「私が考える幸せに向かって、歩いていきたい。夢だったパリ。私は一歩踏み出す決意をしました。和彦とお別れします。勝手に決めて、ごめんなさい。自分を責めないでください。私は、あなたが前に進むことを、あなたの幸せを、心から祈っています」などとつづられていた。愛は自分の連載企画「ズボンをはいた女の子」のごとく、パンツルックで旅立った。

 SNS上には「愛ちゃん、もう出ないのか?これはロス感デカい」「愛ちゃんんん…(号泣)」「愛ちゃんの手紙に涙」「いつもいつも話を遮られるから、手紙を書いた愛ちゃん…えらい…泣泣泣泣泣」「愛ちゃんは…すべてを受け入れて、そして自ら手を引く…カッコいいわ」「カッコいいよ、愛ちゃん!素敵だよ!夢に向かって頑張って!幸せになって!」「愛ちゃんのお手紙の万年筆のインクの色が好きだ。淡くて渋めの青」「愛ちゃんが一番男前と確認した1週間だった」などの声が続出。視聴者の涙を誘った。

 飯豊の朝ドラ出演は、終盤に登場した15年前期「まれ」以来、7年ぶり2作目。キャスト発表時には「初めて連続テレビ小説に出演させていただいたのは10代の頃でした。あのころにしかできなかった経験や、見ることができた景色が今の私につながっています。ご縁に感謝し、真摯に大野愛さんと向き合っていきたいと思っております。当時はまだ多くなかった女性の新聞記者ということで、意志を持って仕事をしていくという部分は、自分の気持ちとしても通ずるものがありますし、当時の社会の中でそれを決断していく彼女の心の動きも丁寧に演じられればと思っています。今から出演者の方々とのお芝居がとても楽しみで仕方ありません」とコメント。愛の切なさを繊細に表現し、視聴者からは絶大な共感。飯豊の新たな代表作を呼べる好演を披露した。

 モデルから12年に女優デビュー。20~21年のNHK「岸辺露伴は動かない」シリーズのヒロイン・泉京香役も記憶に新しい。主演を務める日本テレビ「オクトー~感情捜査官 心野朱梨~」(木曜後11・59)は今月7日にスタート。今後、さらに活躍の場を広げそうだ。

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