音楽プロデューサー・川原伸司氏自伝 松田聖子、井上陽水らヒット曲制作の裏側披露

[ 2022年7月15日 05:00 ]

川原伸司氏の「ジョージ・マーティンになりたくて」
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 作曲家として「瑠璃色の地球」などのヒット曲を持つ音楽プロデューサー・川原伸司氏(71)の自伝「ジョージ・マーティンになりたくて」(シンコーミュージック刊)が14日、発刊された。

 題のジョージ・マーティンとは「5人目のビートルズ」と称された伝説的な音楽プロデューサー。中学時代にビートルズと出合い音楽少年になり、アルバイトでビクター音楽産業(当時)に入社。幅広い音楽知識と好奇心で、大瀧詠一さん(享年65)、松本隆氏(72)、井上陽水(73)らのアーティストと深い親交を結ぶ一方、数々のヒット曲を送り出してきた。

 「平井夏美」のペンネームを持ち、松田聖子(60)の「Romance」で作曲家デビュー。「瑠璃色…」も松本氏と作ったが「普通のポップスや歌謡曲では使わないコード進行とかも使った(略)歌うのが松田聖子さんだから、できた曲だと思う」と背景を説明。「少年時代」についても「レコーディングの合間にピアノブースで(井上陽水と)2人で自由に弾いていてできた10曲の1曲」と舞台裏を披露。2年前に亡くなった作曲家・筒美京平さん(享年80)を「師」と仰ぎ、50年近くヒット曲作りの最前線で働いてきた仕事術を同書で明かしている。

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2022年7月15日のニュース