安倍元首相にも容疑者にも「感情移入するんじゃなくて冷静に」 鈴木哲夫氏が言及「今は総括へのプロセス」

[ 2022年7月15日 16:42 ]

 ジャーナリストの鈴木哲夫氏(63)が15日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に生出演。安倍晋三元首相(享年67)が8日に奈良市内で参院選の応援演説中に銃撃され、死亡した事件についてコメントした。

 番組では山上容疑者の伯父のインタビューを放送。伯父によると、容疑者は海上自衛隊に所属していた05年に自殺未遂を起こしていた。容疑者の母による世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への高額献金によって生活が困窮した容疑者の兄と妹に、容疑者自身の死亡保険金を渡すことが目的だったとしている。

 このインタビューを受けて、鈴木氏は「これからもまだ、いろんなことが分かってくると思うんですね。伯父さんの証言も聞いていてショッキングです」と前置きした上で、この事件に対する自らのスタンスを口に。「だけど、安倍さんが亡くなったことに対しても、山上容疑者側の話にも、感情移入するんじゃなくて、できる限り冷静に捉えていかなきゃいけないと思うんです」と語った。

 その理由について、「最終的に、構造的に何が問題だったのかっていう総括は絶対にやらなきゃいけないと思っていて、(今は)そこへいくプロセスだと思うんです」と説明。「安倍さんのこともそうだし、こっち側の話も感情がいくでしょ。ここをできる限り、難しいんだけど客観的に冷静に、最後にまとめていくための話として聞かなきゃいけないと思って聞いています」と訴えた。

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2022年7月15日のニュース