安倍元首相の国葬 永田町は「反対の声を出しにくい」雰囲気に… 鈴木哲夫氏が持論「決めるのが早い」

[ 2022年7月15日 17:02 ]

 ジャーナリストの鈴木哲夫氏(63)が15日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に生出演。岸田文雄首相が14日の記者会見で、参院選の街頭演説中に銃撃を受け死去した安倍晋三元首相の葬儀について、秋に「国葬」として実施すると発表したことに言及した。

 鈴木氏は「国費かどうかに(議論が)いっちゃうのは違うと思っていて、国として節目として葬儀をやるべきなんだという大義というか理由というか、そっちの方が大事だと思うんです」と訴える。その上で「永田町のいろんな議員とも話したんですけど、国葬については正直、もちろんやるべきだという人と、反対という人もいます。だけど、反対の人はこの空気の中で声を出しにくいというところがあると感じました」と明かした。

 また、鈴木氏は「国葬をやると決めたタイミングが早い」と主張。「安倍さんが最長の(任期の)総理大臣だった、これは絶対に歴史に残ること」と前置きした上で、「でも、何を安倍さんがやってきたか、視点を変えてみれば、そこには功績もあれば、まずかったところもある。そういうことをしっかりと、(事件が)衝撃的だから感情的になるけど整理して、安倍政権のしっかりとした功績と間違ったこと、これを総括して」と口に。続けて、「罪があるから(国葬を)やらないんじゃないんです。実は罪の方が次の政治には教訓として生きることもあるわけだから、だからそこを整理してから、じゃあ国葬をしようとなるべき」と持論を語った。

 また、事件後に国会が開かれていないことが一番のポイントに挙げて、「与野党を含めて全ての政党が、今回の事件をどう受け止めるのか、どう捉えるのか、そういうこともきっちりとそこの場で出す。こんなプロセスを経て、そして国葬と最終的に決めれば…」と要望。「だから、ちょっとプロセスが早いかなと、これは僕の個人的な意見ですけど、そんな気はしました」と締めくくった。

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2022年7月15日のニュース