花澤香菜の地道力　「“あきらめない”はコツコツとできる」　買い物誘う母に放った一言とは？

花澤香菜
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　声優・花澤香菜（33）が、29日放送のTBS系「情熱大陸」（日曜後11・00）に出演し、活躍の裏に見え隠れする地道な努力が垣間見える場面があった。

　番組では、Netflix配信のアニメ映画「雨を告げる漂流団地」（9月16日配信）のアフレコ日に密着。この日は一切、食事を取らずに臨んでいた。演じるキャラクターは、食料がなくなっておなかが減っていくという極限状況。台本を読んだ時に「そういうのを考えると、“じゃああんまり当日、おなかいっぱいじゃない方がいいな”とか」と、役作りの方向性を決めていた。「よくやるんですけど、幸せじゃない人を演じる時には、自分が幸せになるようなことはしないでアフレコに行く」とも明かした。

　歌手としても活動する花澤は、ある日のライブ会場に母と祖父母を招待していた。母は「小さい時から、私が暇だと“一緒に買い物行こうよ”って誘うじゃないですか？でも、勉強しているんですよ。“子供が勉強しているのに、買い物に誘う親はいないんじゃないの？”って逆に言われて」と、花澤のまじめすぎるエピソードを披露。「彼女はコツコツコツコツやるタイプなので」と称賛した。

　子役時代から芸能界で活動した花澤だったが、なかなか芽が出ず、引退がちらついたこともあったという。そんな中、「声がいいから続けた方がいい」というスタッフの声もあり、声優に活躍の場を求めた。心掛けているのは、子供のころと変わらず、コツコツやること。体調を整えるため、睡眠は1日7時間。週1回のピラティスはもう6年も通っているという。

　ラジオ番組で花澤は、「体調のこととかあったりして、あきらめそうになった瞬間ってあったわけ」と回想。一方で「自分に自信を持つのは難しい時があるんだけど、“あきらめない”って、コツコツとできるじゃない？それを積み重ねてきた結果、“ちゃんとここにきちんと立てるようになったんだ、私は”って感じたの」と、自身の活動を振り返っていた。