堀江貴文氏 イーロン・マスク氏のプーチンへの“決闘宣言”に「自分のビジネスを考えてやってますよ」

[ 2022年3月20日 13:00 ]

堀江貴文氏
Photo By スポニチ

 実業家の堀江貴文氏(49)が20日放送のTBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演。米テスラ最高経営責任者(CEO)で宇宙開発企業スペースXを率いる世界一の金持ち、イーロン・マスク氏(50)ら世界の起業家がロシアのウクライナ侵攻に非難の声を挙げたことに言及した。

 マスク氏は14日、プーチン大統領に対して「決闘しよう。懸けるのはウクライナだ」とツイッターに投稿した。マスク氏は3000億ドル(約35兆円)を超える資産がある。これはルーブル暴落前のロシアの国家予算とほぼ同じ。ウクライナ支援を表明し、同国に通信衛星インターネットサービス「スターリンク」の端末を送り、戦地でもネット接続可能な環境を提供している。また世界の起業家たちが声を挙げ、ロシア国内では世界の名だたる企業300社以上が撤退または一時停止となっている。

 堀江氏は「イーロン・マスクとかってね、(ロシアを)ワーッて叩いてるじゃないですか。お前ら対決するぞみたいなことを言ってんだけど、彼はあれやると、もうかるんですよ」と断言。「ロシアとかウクライナってロケットの打ち上げで凄いでかいシェア持ってたんだけど、あれ当分使えなくなるでしょ。そしたら自分のスペースXって会社にメチャクチャくるから彼は全然叩けるんですよ」と解説した。

 また「したたかにやってるし、そのスターリンクっていう通信衛星のサービスも、実はこれ、各国で電波免許取らなきゃいけないんですよ。日本だったら総務省みたいなところと交渉して、電波免許取るの結構大変なんですね。でも今ウクライナで緊急事態だから、ウクライナの当局が免許おろしているわけですよ。スターリンクの」とも話した。

 続けて「それがしかも宣伝になってるじゃないですか。うちらはこんな戦争みたいな緊急事態が起こっても、インターネット接続サービスを提供できますよと。たぶん各国がイーロン・マスクの会社と取引をしようってなるでしょう」とし、「実はトンガの火山のときも、スターリンク提供してるんですよ。続いて今度はウクライナじゃないですか。メチャクチャいい広告宣伝。みんななんかウクライナに戦争仕掛けてロシアひでえみたいなことを言ってて、みんな一致団結してあいつらを叩こうみたいな雰囲気になってる美談、表の部分ばっかり見てんだけど、裏ではちゃんとみんなしたたかに自分たちのビジネスを考えてやってますよ。そんな単純な話じゃないし」と分析した。

続きを表示

2022年3月20日のニュース