安藤優子氏 ソ連崩壊時のモスクワで恐怖体験「取材世話役の男性が謎の死を遂げてしまって…」

[ 2022年3月20日 11:24 ]

キャスターでジャーナリストの安藤優子氏
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 キャスターでジャーナリストの安藤優子氏(63)が20日、フジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。ロシア政府系テレビ「第1チャンネル」のニュース番組の生放送中、女性社員マリーナ・オフシャンニコワさんがキャスターの背後で「戦争をやめて」などと書かれた紙を掲げたことについて言及した。

 「この映像を見た時、命懸けということですよね。命懸けでも決行した。さらに彼女はSNS上に遺言みたいなものを残して戦争をやめろと掲げた。最初は位置取りがうまくいかなくて、メッセージがよく見えなかったりするんですけど、あれも彼女なりの物凄い緊張の現れというか、スタジオに入るまでも、厳しい警備の目をかいくぐったそうなんです。彼女の凄いところは14時間にも渡る取り調べを受けて、3万円の罰金を払って出てきた時もはっきりとプーチンを批判したじゃないですか。14時間も取り調べられたら、少しはおとなしくなるのに」と語った。

 ソ連崩壊の時、モスクワで取材をしていたという安藤氏。「逆取材されたことがある。日本には女性のキャスターがいるんだね、と。まさにこのチャンネルでしたね」と回想。さらに「KGBの取材もしました。ソ連崩壊後、ロシアになってから古いKGBの資料を取材していたんですけど。その時に、私たちのエスコート兼監視みたいな、日本語を話せるロシア人が世話役としてついていたんですが、ある日その男性が謎の死を遂げてしまうんですよ。これほんとの話で」と背筋が凍る思いをしたことを明かした。

 「私はそういう得体の知れない恐怖感を何度となく味わっているので、簡単にプーチン政権がさあ和平にいきましょうとなるとは到底思えない」と述べた。

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2022年3月20日のニュース