「リンダ・ロンシュタット」がコンサートの会場名に　故郷アリゾナ州ツーソン市が栄誉を称える

2010年4月にフェニックスでの集会に姿を見せたときのリンダ・ロンシュタット（AP）
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　米アリゾナ州ツーソンの「ツーソン・ミュージック・ホール」が5月7日から名称を変更。1970年代に数々のヒット曲を生み出した地元出身の人気歌手、リンダ・ロンシュタット（75）の名前を“冠”にすることになった。

　レジーナ・ロメロ市長が発表したもので、グラミー賞の受賞者でもあるロンシュタットは1946年7月15日にツーソンで誕生。メキシコ系の音楽を聴きながら幼少期を過ごした。1967年にフォークロックの「ザ・ストーン・ポニーズ」でデビューしたあと1969年にソロに転向。「悪いあなた（You’re　No　Good）」や「イッツ・ソー・イージー」などのヒット曲で日本のほか世界的な注目を集めた。

　AP通信によればロンシュタットはパーキンソン病のために2009年に音楽活動を断念。ロサンゼルス・タイムズ紙のインタビューではかつて「私にとってツーソンに戻ること以上に満足できるものはありません」と語っており、ロメロ市長は「リンダ・ロンシュタットは愛されるツーソンの娘。彼女のレガシーを称えるときです」という声明を発表した。またツーソン市側は「1800年代からツーソンと関わっている音楽ファミリーの一員になれて幸運です。私のキャリアはこの町で生まれた音楽に影響され、育てられました」というロンシュタットのコメントを公表している。