上沼恵美子 生活デジタル化で高齢者の困惑代弁「できるのが当たり前で偉いんやと思わないで」

[ 2022年3月20日 13:23 ]

上沼恵美子
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 タレント上沼恵美子(66)が、20日放送の読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」(日曜前11・40)に出演し、急速に進むデジタル化で日々の生活に困っていることを打ち明けた。

 夫婦でラーメン店に行った時のエピソードを披露。タッチパネルを使って注文を受ける飲食店が増えており、入った店もそうだったという。「難しいね。“注文かご”に入れていかなあかんからね。いっぺんに送信せないかんのよね。分からないから、ラーメン屋さんで。パパ、『しょう油ラーメン』、しょう油ラーメン送信、『ギョーザも食べたい』、ギョーザ送信、『私はチャーシュー麺』、送信って」。勝手が分からず、一つ一つ注文していたという。

 すると、そこへ店員が。「つかつかつかと女の人が来て、『いっぺんに送信してくれますか?』って」。上沼が店員に「ダメなんですか?」と返したところ、店員は「注文かごに入れてからにしてください」と答えたという。そこで上沼にもう一つの疑問が。「知ってる人は分かるけど、注文かご?と思うじゃない?分からへんわ。探したわ、かご」。画面上の「注文かご」に複数の注文を入れた後、一斉送信するという概念が理解できなかったようで、ジョークまじりに困惑ぶりを伝えた。

 スーパーなどでもセルフレジを採用する店舗が増え、高齢者を中心に使用方法で混乱するケースもある。上沼は「さっささっさとできるのが当たり前で、偉いんやと思わないでいただきたいの」と懇願するようにコメント。さらに「『この人、分からへんな』となってたら、親切に来てくださいよ?お店の人、意地悪しないで。『代わりにやりますよ』とか、やってくださいよ。何よ、あんな頑なに来てくれへんのやろ?」と、高齢者の悩みを代弁するように話した。よほどたまりかねた出来事があったようで、「『やれない人がそんなことする~?』みたいなのやめて下さいね。ホンマ腹立ってくる」と、徐々に怒りがこみ上げてきた様子だった。

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2022年3月20日のニュース