テレビ朝日 4月改編も全年齢層向け“ハイブリッド戦略”「すべてに楽しんでいただけるコンテンツを」

[ 2022年3月11日 16:53 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
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 テレビ朝日の4月期の改編説明会が11日、オンライン形式で行われ、改編の骨子を発表した。

 西新ビジネスソリューション副本部長・コンテンツ編成局長は今回の編成方針として「若年層だけでなく、シニア層も意識したハイブリッド戦略で、全年齢層の視聴者に対応したタイムテーブルの構築を念頭に改編」と説明。改編率は全日帯11・5%、ゴールデン帯(午後7時~同10時)19・9%、プライム帯(午後7時~同11時)は18・2%と低めの改編率となっている。

 改編のポイントとしては、新バラエティー枠「スーパーバラバラ大作戦」(月~水曜後11・15~)を新設するなど、深夜帯が20年ぶりの大改革。さらに土曜・日曜の午後10時台に人気番組が進化!“知りたい”“笑いたい”をキーワードに土曜、日曜の人気番組を進化させる。昨年秋にスタートしたお笑いコンビ「バイきんぐ」の小峠英二がMCを務める「電脳ワールドワイ動ショー」(土曜後10・25)は午後9時55分からの1時間枠に拡大される。また、お笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の冠番組「くりぃむナンタラ」(日曜後9・55)も午後10時55分までの1時間に放送枠を拡大する。

 さらに火曜日午後8時から放送している「林修の今でしょ!講座」が放送8年目の迎えるこの春、「林修のレッスン!今でしょ」にリニューアル。また、土曜正午の「ニュースな会」を放送開始3年で「中居正広のキャスターな会」に名前を変えて進化させる。

 また、平日の「報道ステーション」…そして週末の「サタデーステーション」「サンデーステーション」というプライム帯のニュースベルトを軸に、各報道ベルト番組をより一層強化すると共に「ABEMA NEWS」とも連携し、今後さらに高まるニュースの需要にしっかり応えていくという。

 今回の改編でも、あくまでも「ハイブリッド戦略」を掲げた同局。榊原誠志総合編成部長は「時間帯やコンテンツに合わせてそれぞれの楽しみ方がある」としたうえで「23時台以上は49歳以下のコアターゲットを意識しつつ、ゴールデン・プライム帯は個人全体のターゲットに合った番組を提供するという形。ハイブリッド戦略のもと番組を編成していければ」と説明。「テレビ視聴も多様化していますので、リアルタイムだけなく、配信環境にも対応するコンテンツをお届けできればと思っております。テレビの前に集まっていただけるすべての視聴者に楽しんでいただけるコンテンツを届けることが大切なのではないかと。時間帯、コンテンツを合わせてざまざまなターゲットに届けていければ」とした。

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2022年3月11日のニュース