A級初昇格の藤井王将 史上最年少名人記録の「挑戦争いに絡みたい」

[ 2022年3月11日 05:30 ]

藤井聡太王将
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 9日に東京の将棋会館で行われた第80期名人戦順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)B級1組最終13回戦で藤井聡太王将(19)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=が佐々木勇気七段(27)を下し、通算成績10勝2敗の1位で来期のA級初昇格を決めた。19歳7カ月でのA級入りは歴代2位の若さだった。

 今春開幕するA級で1位になれば来春の第81期名人戦7番勝負出場となり、谷川浩司九段が持つ史上最年少名人記録(21歳2カ月)に挑むことになる。「(名人への)挑戦争いに絡めるよう頑張りたい」と意欲的。来期は5冠全てを防衛し、さらに王座戦、棋王戦を制して名人戦に臨む場合、全8冠制覇の可能性もある。

 藤井はこの日で今年度の全対局を52勝12敗で終了。11日には島根県大田市の「さんべ荘」で開催される「藤井新王将を囲む会」に出席する。

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