【日本アカデミー賞】最優秀主演男優賞 西島秀俊が初受賞 3・11授賞式「魂の再生の物語 大きな意味」

[ 2022年3月11日 22:09 ]

「第45回日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞を受賞し、あいさつをする西島秀俊
Photo By 代表撮影

 日本映画界の祭典「第45回日本アカデミー賞」の授賞式が11日、東京都内のホテルで行われ、最優秀主演男優賞は国内外の賞レースを席巻している「ドライブ・マイ・カー」(監督濱口竜介)の西島秀俊(50)が初受賞した。この日、東日本大震災の発生から11年。ロシアによるウクライナ侵攻もあり「今、世界が混乱していて、色々なつながりが切れている中、また今日、3月11日ということで東日本大震災から11年経ちました。人とのつながり、魂の再生の物語が今日こうやって賞を頂いたということには、何か大きな意味があるのではないかと思っています」と目を潤ませた。

 原作は村上春樹氏の短編集「女のいない男たち」収蔵の同名小説。舞台俳優で演出家の主人公・家福(西島)が妻を亡くしてから2年後、広島の演劇祭に参加。寡黙な専属ドライバー・みさき(三浦透子)と出会い、自身の悲しみを見つめ直す姿を描く。

 西島は「驚いています。このような名誉な賞を頂いて、本当に感謝しています。これからも、人生、それから人に寄り添う、希望を持てるような素晴らしい作品に参加したいと思っています。日本映画のために、これからも身を捧げたいと思っています」と語った。

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2022年3月11日のニュース