4月に深夜帯を20年ぶり大幅改編 テレ朝幹部「新しいチャレンジをこの枠で展開できれば」

[ 2022年3月11日 15:55 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
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 テレビ朝日の4月期の改編説明会が11日、オンライン形式で行われ、20年ぶりの大改革を行う深夜帯について言及した。

 同局は2002年4月より平日午後11時台から深夜0時台にかけて「ネオバラエティ」「ネオバラエティ2」枠を設置。以来、20年にわたり、同枠でさまざまなバラエティー番組を生み出し、いくつかの看板コンテンツにも成長させてきた。そんな中、この春からこれまで深夜帯で放送していた「バラバラ大作戦」を午後11時台からに拡大する。23時から4時間にわたり、30を超えるクリエイターによるチャレンジな企画を放送していく。

 西新ビジネスソリューション副本部長・コンテンツ編成局長は「全社員が参加する“企画バトル”や、視聴者と社内スタッフが各々で選ぶ“バラバラ企画総選挙”、あるいは“リアルイベントとの連動”を念頭においたベルト企画など、新しいチャレンジをこの枠で展開できれば」と意気込んだ。

 午後11時台から新バラエティーゾーン「スーパーバラバラ大作戦」(月~水曜後11・00~深夜0・45)として新設。長年進化し続けてきた看板コンテンツから若手クリエイターが制作する挑戦的な番組まで、30分×9つのバラエティーゴールデンタイムで大活躍する豪華キャストと新しいクリエイティブを掛け合わせ、冒険的で挑戦的なコンテンツを発信していく。

 「スーパーバラバラ大作戦」では「激レアさんを連れてきた。」「ロンドンハーツ」「有吉クイズ」「作画プレゼン! 刺さルール」「キョコロヒー」といった既存の番組に加え、現在木曜深夜0時台に放送中の「かまいガチ」が水曜午後11時にお引越し。アンタッチャブルとサンドウィッチマンがMCを務める「お笑い実力刃」がリニューアルした新番組「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」としてスタートする。また、“バラバラ総選挙”からハマ・オカモトと「乃木坂46」の齋藤飛鳥がMCを務める音楽バラエティー「ハマスカ放送部」(月曜深夜0・15)、「ニューヨーク」の地上波初の冠番組「NEW ニューヨーク」(水曜後11・45)が昇格する。「バクモン伯山の刺さルール!」(火曜後0・15)も放送する。

 木曜日の11時台は引き続き「アメトーーク!」を放送。深夜0時15分からは「テレビ千鳥」(日曜後10・25)が枠移動する。

 「お願い!ランキング presents『そだてれび』」(月~木曜深夜0・45)が若手から中堅社員を中心に寄せられた約300の企画から社内審査を通過した作品を放送する。榊原誠志総合編成部長は「新しい企画を開発できれば。配信を含めた面白い内容を吟味してトライさせていただく」とした。

 また、深夜帯にリアルイベントと連動した「メディアシティーゾーン」(月~木曜深夜1・26)も新設。現在放送中の「musicる TV」「フリースタイルティーチャー」「Break Out」に加え、「超人女子戦士ガリベンガーV」を放送し、リアルイベントとの連動を目指す。

 そのほか、「バラバラ大作戦」(月~木曜深夜1・56、金曜深夜2・20)の枠でも見取り図、蛙亭・イワクラ×吉住、アルコ&ピース、阿佐ヶ谷姉妹、ピアニストの清塚信也の5組の新番組が加わる。

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2022年3月11日のニュース