【日本アカデミー賞】最優秀助演男優賞 鈴木亮平初受賞 過激な役「評価を頂けるとは」役所広司に“感謝”

[ 2022年3月11日 21:22 ]

第45回日本アカデミー賞授賞式で最優秀助演男優賞を受賞し、トロフィーを手にあいさつをする鈴木亮平
Photo By 代表撮影

 日本映画界の祭典「第45回日本アカデミー賞」の授賞式が11日、東京都内のホテルで行われ、最優秀助演男優賞は「孤狼の血 LEVEL2」(監督白石和彌)の鈴木亮平(38)が初受賞した。「過激な役だったので、評価を頂けるとは。驚いていますし、それと同時に、その分、非常にうれしいです」と感慨深げに喜びを語った。

 原作は柚月裕子氏の同名小説。広島を舞台に警察とヤクザの抗争を描いたヒット作(2018年公開)に続くシリーズ第2弾。鈴木は極悪非道な組長・上林役を怪演した。

 第1作主演の刑事役・役所広司が“殉職”したため「正直、役所さんがいないプレッシャーとの闘いでした。ただ、その役所さんがいないという空白が僕たちにいいプレッシャーを生んで、このような緊張感にあふれた映画が出来上がったと思います」と振り返った。そして「これまでたくさんの方に迷惑を掛けながら、たくさんの方に助けていただいて、今日一つの評価を頂けました。今日はその方たち、一人一人の顔を出しながら、このブロンズ像を眺めて、夜を過ごしたいと思います。ありがとうございました」とブロンズ像をいとおしそうに見つめた。

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2022年3月11日のニュース