橋下徹氏 ロシアのウクライナ侵攻に「NATOが一定の政治的妥結をすれば戦争が終わるんだったら…」

[ 2022年2月28日 09:04 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が28日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ロシアのウクライナへの軍事侵攻について言及した。

 ウクライナに侵攻したロシア軍は27日、首都キエフ西側に部隊を集結して封鎖を維持、攻防戦が続いている。ロシア部隊は、第2の都市、東部ハリコフにも侵入。一時市街戦になったが、ウクライナ側は撃退したとしている。ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、ベラルーシとの国境でロシアと停戦交渉を実施することで合意したと発表。交渉に前提条件は付けないとした。ロシア側は、交渉はベラルーシ南東部ゴメリ州で行うとしている。

 橋下氏は「本当にウクライナ国民の皆さんは命を懸けて国を守るということで、これは本当に大変なことで、僕らが外部で簡単にコメントできるようなことではないと思うんですが、ただ政治の役割として重要なことが、ゼレンスキー大統領にぜひやってもらわなければいけないことが」と言い、「これはNATOがどういう対応に出ようとも、NATOが関係なくウクライナ国というものをロシアは植民地化する、そしてウクライナ国民の命を奪い、ウクライナ国民の愛する家族の命をどんどん奪っていくということであれば、これはもうウクライナ国民は徹底して抗戦するしか道はないと思うんですが、もしロシアが、NATOが一定の譲歩をするんであれば、ウクライナのこの戦争は止めるんだと、もちろん植民地化なんかはしないんだというような話であれば事情が変わってくる」と指摘。

 その上で、「ゼレンスキー大統領はNATO側、われわれも含めて西側諸国側の方にですね、もちろんプーチンが1番悪いんですよ、ロシアが1番悪いんですけれども、NATO側、西側諸国側の方にこのウクライナ戦争について一定の関与をして収めてくれって話になってくると思うんです」とし、「ですからまず今回、ロシアの代表団とウクライナの代表団が話し合いますけれど、そこをしっかり確認していただきたいですね。僕らも含めて外部の人間がプーチンの意図が分からないとか、どの専門家も言ってるわけですから、NATO関係なくウクライナが植民地化されるんだったら徹底抗戦しかないけれども、NATOが一定の政治的妥結をすれば、この戦争が終わるんだったら、NATOが前面に出る番だと思いますよ」と自身の考えを述べた。

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2022年2月28日のニュース