上白石萌音 14歳で初舞台「嬉しかった」も…稽古で思うようにできず「かつ丼食べながら泣いたり」

[ 2022年2月28日 14:30 ]

上白石萌音
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 女優の上白石萌音(24)が28日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。芸能界に入った当時を振り返った。

 昨年はNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の1人目のヒロイン・安子役を務め、年末の紅白歌合戦にも出場するなど大活躍を見せた上白石。小学校の卒業文集には夢は「ミュージカルスター」と書いていたとし、「好きでした。舞台が。物心ついたときから歌うことと踊ることが大好きで、私の好きなことが全部ミュージカルにあると思って。これがやりたいって思いました」と振りかえった。

 中学1年のときには「東宝『シンデレラ』オーディション」で審査員特別賞を受賞し芸能界入り。「ミュージカルの教室の先生にすすめていただいて応募したんですけど、応募する直前に、あれだけなりたかった舞台俳優の夢を一回諦めているんですよ」とも明かした。

 両親に夢を話した際に「こんこんと、『甘い世界じゃないよ』っていうことを言われたんですね。『一握りの人しかご飯を食べていけない世界だ、よーく考えなさいよ』って言われて、私はよく考えてあきらめたんです」と別の夢を目指そうと思っていたが、オーディションをすすめられ、「これを受けて落ちたらふんぎりがつくなと思ってそれで受けてみたんです。でもオーディションが進むと欲が出てきて、やっぱりやりたいなって」と思ったという。

 4万4120人の中から見事に審査員特別賞を受賞したが、「シンデレラ」オーディションには「受けるときにそれが凄く恥ずかしかったです。こんな田舎の地味な子どもがシンデレラっていうのが何とも自分と合わなくって」。名前を呼ばれたときには「やったーって思いました。あきらめても、好きでいつづけて良かったなって。そしたらいつかチャンスが来るんだなと思いましたね」としみじみと語った。

 初舞台を踏んだのはその翌年、14歳のとき。ミュージカル「王様と私」に王様の家庭教師の息子、ルイス役で出演、「やっぱり嬉しかったですね。ウワーって拍手をもらったりとか、ライトがまぶしかったりして、夢、頑張って叶えなきゃなって思ったのを覚えています」と上白石。「お稽古場で思ったようにできなくて、帰りに当時のマネジャーさんと寄ったレストランで、かつ丼を食べながら泣いたりしました。悔しくて。食べながら泣いたりしてました」と懐かしそうに話した。

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2022年2月28日のニュース